2024年2月16日金曜日

会津刃物鍛冶重利鑿と大巌

 

ベトナムのDinh Duy Tonさんという方が
日本の木工道具、鉋と下駄屋鑿nomiを
提供して下さいました
ノミは会津刃物鍛冶の名工
重利銘の十能鑿と片十能鑿
そして鉋も名工碓氷健吾氏の寸八鉋で
銘は大巌
鑿はあまり使う機会はなさそうですが
取りあえず研ぎ上げ
試してみたいところです
鉋はこちらで使えるように研ぎ直し
台も再調整し、いろいろ削っていきます
その都度報告します。乞うご期待!

 
重利銘の十能鑿と片十能鑿
十能鑿は身幅37mm
片十能鑿は身幅87mmもある








碓氷健吾作と思われる
大巌銘寸八鉋

Dinh Duy Tonさんの
研ぎも見事です




裏金(押え金)の先端を
深い逆目を止めやすいように

60度ほどの角度で研いだ

こんな感じ


台を少し修正して

さっそく試し削り
これから作る筑前琵琶の撥
ホンジュラスローズウッドの
厚み減らしをやってみた


堅く粘りのある材質だが
3分ほど削っても刃先は
ビクともしていない
通常の鋼haganeの鉋ならば
刃先が白く摩耗しているところだが・・
鋼は何だろう
グラインダーにかけると
火花はほとんど飛ばない
ハイス鋼だろうか

2024年2月13日火曜日

19世紀ギター力木接着


19世紀ギターの力木加工のため
小鉋を研ぐ

そして力木の接着面の仕上げ
これはラコート·タイプの裏板

そして初期ミルクール·タイプの裏板


接着


2台分の力木接着完了

音作りをほぼ終えた状態



これは次回製作する
Laprevotte 
ラプレヴォット·タイプの裏板
この後、ヴァイオリンの裏板のように
膨らみを付けて彫っていく



2024年2月12日月曜日

19世紀ギターの製作に取りかかる

 

鉋研ぎ、一挙八枚


メープル鉋がけ


響板スプルース鉋がけ

響板のサウンドホール縁飾り部分の加工


出来上がり




2024年2月9日金曜日

サモトラケのニケとミロのビーナス

これは仕事で使っている
信楽焼きの膠・ニカワ入れ

コルク栓に蓮華オブジェを接着し

ガチャポンの弥勒菩薩半跏像


他の蓮の花オブジェ

これはローズクォーツで
作られた蓮華


仏像オブジェに乗せてみた

左はミロのビーナス
そしてサモトラケのニケの
フィギュア
同じメーカーで作られたもので

ミロのビーナスには
両腕パーツが付いている

両腕パーツはサモトラケのニケにも
付けることができ
ミロのビーナスの頭部も
付け替えることができる

よくぞ作ってくれた