古刀期(室町時代以前)の短刀の先端部を手に入れ
小刀を作ってみました
グラインダーで火花を出してみると
ほぼ全体で炭素鋼状の火花が飛びます
おそらく無垢の鋼で打たれたものだと思われます
焼きの入り具合が絶妙で
充分な粘りもあります
刃先を拡大して見てみると
やや荒い感じがありますが
切れ味に悪影響は及んでいません
これは手持ちの現代ものの玉鋼には
見られない現象です
これで日本刀関連の鋼(はがね)を使った
自作小刀は5本になりました
中央のものは幕末から現代にかけての刀
と思われるものから作ったもので
左の2本は藤井刀匠が打ってくれたものです
どの形状のものが使い易いのか
これから様々な状況で試してみたい
と思っています