撥弦楽器製作家・田中清人の仕事、 趣味に関するブログ
いつもながら素晴らしい砥石たちです。武器としての刀の研磨についてかんがえていました。光らせるだけなら細かい砥石にすればいいのですが、あえて、曇砥石でとめる理由です。1)先端を鋭くしすぎると、肉あるいは骨が切れなくなるのではないだろうか?鋭いと肉は切れるが骨が切れにくい。2)刀を構えてひっそりと近寄るのに光りにくい方が発見を遅らせるためではなかろうか?上記の理由で研磨を行ったら、不思議と地鉄の働きが見えてきた。日本人の美的感覚として、落ち着いた光り方になった。もしかすると、このような理由ではなかろうか。 源 信正
刀の場合は、おっしゃるように鑑賞用と実戦用とは研ぎ方は違って当然なのでしょうね。庭の草を払う鎌は、私はグラインダーを当てただけで使っていますが、何ら問題はありません。ギターを製作するための刃物は、やわらかいスプルースを仕上げるには、小刀やノミ、彫刻刀、鉋どれにしても鏡面仕上げをした刃物の方が切れがよく、仕事も楽になります。
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2 件のコメント:
いつもながら素晴らしい砥石たちです。
武器としての刀の研磨についてかんがえていました。
光らせるだけなら細かい砥石にすればいいのですが、あえて、曇砥石でとめる理由です。
1)先端を鋭くしすぎると、肉あるいは骨が切れなくなるのではないだろうか?
鋭いと肉は切れるが骨が切れにくい。
2)刀を構えてひっそりと近寄るのに光りにくい方が発見を遅らせるためではなかろうか?
上記の理由で研磨を行ったら、不思議と地鉄の働きが見えてきた。
日本人の美的感覚として、落ち着いた光り方になった。
もしかすると、このような理由ではなかろうか。
源 信正
刀の場合は、おっしゃるように鑑賞用と実戦用とは
研ぎ方は違って当然なのでしょうね。
庭の草を払う鎌は、私はグラインダーを当てただけで
使っていますが、何ら問題はありません。
ギターを製作するための刃物は、やわらかいスプルースを
仕上げるには、小刀やノミ、彫刻刀、鉋どれにしても
鏡面仕上げをした刃物の方が切れがよく、仕事も楽になります。
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