出土した砥石を手に入れることができました
出土地は明らかではありませんが
これの出所がはっきりしていたら
このように一般人のところには回ってきません
痕跡がありますね
しかもかなり古そうです
長さは約20cm
裏側の様子
写真では分かりにくいですが
全面が何かに擦られたのか
滑らかになっています
おそらく砥石を使う際に
石の座りをよくするために
やわらかい地面か、何かを敷いた上に
置いていたのかもしれません
そして研くときに砥石もいっしょに動いた
ということも考えられます
それでもこのように滑らかになるには
かなり長い期間使われたものと思われます
不思議なのは
写真の左側半分ほどに
何かがこびり付いているのですが
これがかなり硬いものなのです
砥石と同じくらい硬い
危険な成分が含まれていないか
検査をしてもらいましたが
大丈夫のようです
カッターナイフで傷を付けてみました
硬いです
なんとか傷が付いたという感じで
カッターナイフの刃はボロボロになりました
我々が木工用として使っている
天然砥石はこれほど硬くはありません
同じような砂岩系の和歌山県産の
荒砥も削ってみましたが
それほど硬くはありませんでした
中砥の硬めの但馬砥でも
カッターナイフではサクサク削ることができます
そして、こびり付いているものも
ほぼ同様でモルタルのような感じです
これは一体何なのだ
このことはひとまず置いといて
この砥石を実際に使ってみようと思います
こんなことも、出所がはっきりしている
考古学上重要なものだったらまずできません
これは作りかけのデッカイ勾玉です
石材はミャンマー産の硬玉(ヒスイ)
この状態は、ダイヤモンド・グラインダーで
荒削りをしたものです
これを砥石に当ててみました
もちろん水をかけて研ぎます
ザクザクとよく反応するではないですか・・
3分ほど研いで確認してみると
グラインダーの傷痕が見事に消えています
砥石の方は
このように経年による表面の汚れが
削れて原石の肌が現れました
砂岩ですかね・・
それじゃ刃物はどうなのか早速試しましたが
これもよく反応し
黒い研ぎ汁が出るではないですか
おそるべし

写真では分かりにくいですが
全面が何かに擦られたのか
滑らかになっています
おそらく砥石を使う際に
石の座りをよくするために
やわらかい地面か、何かを敷いた上に
置いていたのかもしれません
そして研くときに砥石もいっしょに動いた
ということも考えられます
それでもこのように滑らかになるには
かなり長い期間使われたものと思われます

写真の左側半分ほどに
何かがこびり付いているのですが
これがかなり硬いものなのです
砥石と同じくらい硬い
危険な成分が含まれていないか
検査をしてもらいましたが
大丈夫のようです

硬いです
なんとか傷が付いたという感じで
カッターナイフの刃はボロボロになりました
我々が木工用として使っている
天然砥石はこれほど硬くはありません

荒砥も削ってみましたが
それほど硬くはありませんでした
中砥の硬めの但馬砥でも
カッターナイフではサクサク削ることができます

ほぼ同様でモルタルのような感じです
これは一体何なのだ
このことはひとまず置いといて
この砥石を実際に使ってみようと思います
こんなことも、出所がはっきりしている
考古学上重要なものだったらまずできません

石材はミャンマー産の硬玉(ヒスイ)
この状態は、ダイヤモンド・グラインダーで
荒削りをしたものです

もちろん水をかけて研ぎます
ザクザクとよく反応するではないですか・・

グラインダーの傷痕が見事に消えています

このように経年による表面の汚れが
削れて原石の肌が現れました
砂岩ですかね・・

これもよく反応し
黒い研ぎ汁が出るではないですか
おそるべし
3 件のコメント:
昔の砥石はよかった とよく言われますが、本当なのですね。
本山みたいに穴に入らなくても、その辺にゴロゴロしてたのかも。
しかし選ぶのは人間ですから、いい眼をもってたのでしょうね。
源 信正
1)釣針用の砥石ではなかろうか?
映画 カムイ外伝 の中で半兵衛が御領主の馬の足を切り落とし、ヒズメで疑似餌を作るシーンがありました。
海の中でキラキラ光り、魚を引き寄せるとの設定でした。
写真の砥石の幅が筋によって異なるように見えます。
しかし精密度には欠けそうです。
奥のほうが細い筋に見えるので鋭い物も当てたと思われます。
2)農機具整備用の砥石
等間隔に並んでいますね。
稲などの穂先をまとめて脱穀?する道具で木製の櫛を上に向けたような物・・・の研磨整備用の道具・・・では?
3)竹ひごをまとめて作る道具
勾玉穴あけ用だったらいいな。
源 信正
釣り針を研いだということは十分考えられると思います。
この砥石の減り方はナイフのような板状の刃物を
研いだのではありませんね。
錐(きり)など先端が細く尖ったものを研いだのだと思います。
私は釣り針ということまで思い付きませんでした。
その他漁具として、モリやヤスの先端を研ぐのにも使えそうです。
硬い砥石がここまで減っているのですから
かなり頻繁に、しかも長期間使ったのだと思われます。
ということは、何か専門職だったということは十分あり得ますね。
釣り針といえば海幸彦か・・
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