2011年6月20日月曜日

簡易 焼戻し


私が行っている刃物の焼戻しの
方法を紹介しておきます

 電気アイロンと温度計
それに右下にチラと見えるバイス

 この温度計は300度まで
測ることができます
これは20年以上前にホームセンターで
購入したものですが
今ではもっと精度のよい
便利なものがあるものと思います
鋼の焼戻しは180度前後で行いますので
アイロンの温度を確認し

このようにセットします
家庭用のアイロンは強で200度ほどです

あるいは、このように
鉋身全体をアイロンに乗せても構いません私はアイロンが冷たい状態から
鉋身を乗せておき、設定温度に達したと
思われる状態から30分~2時間ほど
放置しています
アイロンの電源を切り
温度を下げている間も
このままにしておきます
これまでこのやり方で様々な刃物の
焼戻しを行いましたが
失敗したことはありません

オーブントースターを使う場合もあります


鋼の焼戻し温度については
このサイトを参照ください

200度以上の温度で行う場合は
こちらを参照下さい

2 件のコメント:

halu さんのコメント...

ありがとうございます。
早速と言いたいところですがちょっと怖いですね。
いきなり本番はつらすぎるので他ので試してみます。

ところでKiyondさん
カチカチの桜や楓の杢を削るのに燕鋼か東郷0号、またはHAP40を買いたいと思ってますがお勧めはどれですか。

金井さんのもまだ売っているみたいなんでそれにしようかなんて思っちゃったりしますが、とりあえずは間違いなく使えるものが欲しいです。

楽器製作家 田中清人 さんのコメント...

初代の金井鉋 おすすめ。
燕鋼、東郷0号、HAP40
どれもいいように思いますが、コストパフォーマンス的には
HAP40でしょうね。