古い寸六(身幅66mm)鉋身を手に入れました
銘は正丸でしょうか・・
判然としませんが、一応、正丸としておきます
研ぎ上げてみました
刃角度は約27度
鋼は厚めで、研いだ感じと研ぎ上がりは
玉鋼のような印象を受けます
火花は炭素鋼系で、古い会津鉋のように
不均一な火花の飛び方をします
和鋼は間違いないと思います
おそらく玉鋼でしょう・・
台に挿げ
仕事で使ってみました
まず中仕工鉋としてバロックギターの横板にする
深い杢のカーリーメープルを削ってみましたが
玉鋼とは思えない軽さです
中仕工でも深い杢の逆目が完全に止まっています
次に横板のライニングにする
ヨーロッパ・スプルースを仕上げてみました
仕上げ削りとしては厚めの鉋屑ですが
これも逆目は完全に止まっていて
美しい削り肌です
この後、刃先が磨耗しやすいセドロ材を荒削りをしたり
いろいろと削ってみましたが
刃先はまだまだ健全で、玉鋼のように永切れします
おそらく玉鋼と思われるのですが
それにしては切れが軽すぎる・・
不思議な鋼であります・・
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