今年の春に手に入れていた蔦・ツタ(参照)で
金輪寺茶入を作ってみました
以下その工程
蔦は一見柔らかそうな感じでしたが
ナタで削ってみると、かなり粘りがありました
上の画像のように鉋をかけても粘りを感じます
導管はかなり荒く見えます
鉋で大まかに形成
右はフタにするものですが
こちらは野晒しにしていた影響か
色が褐色になっていました
穴あけは30mmのフォスナービットを使い
その穴を丸ノミと小刀、そして丸彫刻刀で広げていきました
先曲がりの丸ノミで底をさらった状態
フタを合わせる
これで木地の状態で出来上がり
適当に着色しセラック・ニスを塗りました
仕事の合間に行い、2日で完成
所要時間は3時間ほど
抹茶を入れてみました
茶杓も自作のもの
因みに左は21歳のときに自分で漆を塗った煎茶入
これは欅・ケヤキで作られていて
木地の状態で売られていたものを購入し
山に自生している漆から樹液を採集
それを精製(なやし、くろめ)し
透き漆、黒漆、弁柄漆を作り、塗ったもの
外側表面は「拭き漆」という技法を試してみました
内部の内蓋には表に黒漆、内側には弁柄漆を溜め塗り
外蓋の内部の黒漆にシワがありますが
これは漆を乾かす際の湿度が高過ぎたためと思われ
下手な塗りです
他は何とかうまくいきました
以上、若気の至りでありました・・
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