使い込まれた古い鍔鑿(つばのみ)を手に入れました
銘は清弘
これを楽器製作用の特殊ノミに
作り変えようと思います
まずグラインダーで成形
刃の幅は3mm
研ぎ上げました
試し削り
これはスプルース材
そしてセドロ材
柔らかい材は軽く削ることができますが
堅い黒檀材を削ると
やや滑る感があります
刃先も甘く
捲(ま)くれています
これはこの道具本来の用途から
細い部分が折れないように
多めの焼戻しが為されているためと思われます
そういうことなので先端部だけ
焼入れを行いました
炭素分が少なめの感じがしたので
できるだけ低い温度で焼入れをし
焼戻しは行いませんでした
結果、軽く堅材を削ることが出来るようになりましたが
刃先がこぼれていました
ということなので
オーブン・トースターで10分ほど焼戻しました
設定温度は180度弱
ここのところ焼戻しには
このトースターを使っていますが
今のところ問題なく行えています
やや切れが重くなりましたが
充分仕事で使えます
刃こぼれも無くなりました
0 件のコメント:
コメントを投稿