関東の天然砥石の調査をしていらっしゃるTさんから
新たに採掘された赤沢砥が届きました
以前紹介したものと違い、かなり上質なものです
サイズも立派なもので一緒に撮影した
寸八鉋が小さく見えるほどです
反対面の様子
採掘の様子は名古屋砥泥会のブログで紹介されています
参照下さい
さっそく試し研ぎを行いました
今回もたまたま八分(刃幅24mm)の薄ノミを
研ぐ必要があったので、それを研いでみました
まず中砥ぎとして以前紹介した栃木県深沢産の青砥
次に愛知県産三河名倉砥で研ぎ傷を細かくしました
層は八重ボタンでしょうか・・
そんな研ぎ傷です
そして今回届いた赤沢産仕上砥
これはTさんが研ぎ面を仕上げて下さっていたので
たいへん助かりました
戸前層でしょうか・・美しい黄板です
まろやかな研ぎ感で心地よく研ぐことができます
若狭砥を採掘している尚さんによると
若狭・中井産と同様合成りの砥石層だということです
その戸前ということでいいのでしょうね
三河名倉砥の傷が1分ほどで消えました
しかも地鉄、鋼ともほとんど鏡面に研ぎ上がります
これには驚きました
この研ぎ感と研ぎ上がりは
以前、尚さんが採掘されていた福井県中井産の
硬口の仕上砥に似た印象を受けます(参照)
刃先の拡大画像(約180倍)
次に大判の原石を一部面出しを行い、研いでみました
上のものよりも硬めですが
これも滑らかな研ぎ感です
さらに緻密に研ぎ上がりました
これも1分ほど研いだ状態
文句なしの研ぎ上がりです
関東にもこのような優れた仕上砥があったのですね・・
3 件のコメント:
名古屋砥泥会(なごやとどろかい)の『上赤沢砥』 http://blogs.yahoo.co.jp/yukensandesu/33374748.html
にこの記事をリンクさせて頂きました。
ありがとうございます。
こちらからもリンクさせて頂いております。
事後承諾になりますが、どうぞご了承下さい。
ついに素晴しい赤沢産仕上砥が世に出ましたね・・
すばらしい功績だと思います。
tyousanさんに感謝です。
はい,承知して居ります。
どこかの総理では有りませんが対話の窓はつねにオープンです(笑)
こちらこそ勝手にリンクすることもありますのでよろしくです。
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