2018年11月28日水曜日

紅葉 そして、曽良 奥の細道随行日記

丹波篠山では
紅葉が真っ盛り

さて、これは
昭和17年(1942年)に
松尾芭蕉、生誕300年を
記念して発行された本
芭蕉の弟子、曽良による
奥の細道随行日記

大東亜戦争真っ只中に
このような本が出された
ということに驚かされます

背が崩れて
ひどい状態なので

革を貼って補修

影印ページも
少し紹介されているので
その中から
元禄四年の近畿巡遊日記
のもの二ページを
紹介しておきます
旧暦3月4日~7月25日

読み下しのページ
六月七日、京都の
祇園祭を見学
師の芭蕉は体調を崩し
十日まで休養している

こちらは七月七日の日記

読み下しのページ
奈良県の吉野から
二上山を経て
當麻(たいま)へ向かう
道中記

この件(くだり)は
優れた天然仕上げ砥石の
産地でもある
京都の鳴滝での
道中記
こちらのHPで
紹介している梅ヶ畑村誌
と比較して読んでいくと
興味が増す


最後に、兵庫県神戸市から
西宮市にかけての
道中記を紹介しておきます
先ず湊川神社に祀られている
楠木正成(まさしげ)の
塚を拝し
現在、新幹線の新神戸駅
近くにある布引の滝を訪れ
そこから西に向かい
六甲山を目にしながらの
道中となります
途中、甲山(かぶと山)を
眺め、武庫(むこ)山
のことを六甲山ともいう
と記されているのが
興味深いところです

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