2026年6月21日日曜日

寺社彫物師 上成松長兵衛

 

兵庫県丹波市氷上町にある
氷上郷土史研究会発行の「冰上」が届いた。
今回注文したのは江戸時代初期の
寺社彫物師の上成松・長兵衛のことが
特集されているからで、
以前紹介した当地の
寺社彫物師集団である中井権次一統
との比較はたいへん興味深かった。
その比較の一つに、
彫られた獅子や木鼻の爪の違いがあり、
なるほど、と納得させられた。

上成松・長兵衛が彫った獅子。
足の爪に注目すると

人間の爪のような形状に
彫られている

この獅子も同様

こちらは中井権次一統により
彫られた獅子

爪が猫科の動物のように
彫られている

中井権次一統により
彫られた木鼻

爪は猫科のような形状

上成松・長兵衛が彫った木鼻

獅子同様人間の爪のような形状

当地にある棚原天満宮本殿建立のときの記録。
建立の際の最初の儀式、元禄五年(1692年)に行われた
釿初(釿始め)のときに大工や彫物師に支払われた報酬。
彫物師のことを雕物屋と記載されているのも興味深い。

こちらは棟上げの際に支払われた報酬。

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