縄文時代後期の玉(ぎょく)類ですが
以前のコメンでト述べたように(参照)、これらの原石は
これまで糸魚川産とされていたものが
そしてこちらは、古代インダスの遺跡から
出土している装身具です
赤い管玉は紅玉髓製で
長いものは10cm近くありそうです
形状は上加世田遺跡の長いものと
よくにていますが、インダスのものの方が
より洗練された印象を受けます
同じく古代インダスの遺跡から出土したもの
これは手許にあるものですが
緑色のものは中国で作られたもので
時代は詳しく分かっていません
石材はミャンマー産の硬玉(翡翠・ヒスイ)です
右上の光沢のあるものは
比較的新しいものだとされています
下の長いもので長さは約5cm
ただし古代中国の玉の玉製品は
艶が強ければ新しいとはかぎらず
良渚(りょうしょ)文化の玉製品は
古くても艶が強いものが多く
これはその地域の好みがあったようです
赤っぽい樽状のものは
ナイル川沿いの古代遺跡から出土したもので
時代は石器時代(紀元前5000~3000年頃)
とされているものです
石材はローズクォーツで紅玉髄と
成分は同じで石英質のものです
丸いものはサンゴで作られていて
これはごく新しいものです
それらをこちらで適当に組み合わせたものです