青紙鋼の二代・初弘で
まず30年ほど寝かせた
ギター用響板のスプルースを
削ってみました
一枚刃の影響もあり
たいへん軽い削りで言うことなしです
刃先の摩耗もそれほどではありません
以前述べたように
刃先の摩耗もそれほどではありません
以前述べたように
長く寝かせたスプルースは
木細胞に含まれているミネラル分の
結晶化が進んでいて
木細胞に含まれているミネラル分の
結晶化が進んでいて
刃先の摩耗が激しいのです
次に同じくスプルースですが
これは5年ほど寝かせていた
ギター用補強材で
材質は軽くパサパサのものです
材質は軽くパサパサのものです
削り肌は艶があり美しく仕上がりました
次にハードメープルを削ってみましたが
削りは軽いものの
刃角度が蛤刃に研いでも
24度ほどしかないためか
細かい刃こぼれの痕が見られ
削り肌も荒れています
削り肌も荒れています
しかし削りの軽さには
影響していません
そのままの刃先の状態で
ガンコな杢混じりの不明材を
削ってみました
この材は硬さはそれほどないものの
逆目が強烈に入り交り
鉋かけが最も難しい部類に入るものです
刃先もすぐにやられます
それでも軽く削ることができ
逆目もほぼ止まっています
この材は二枚刃の鉋でもなかなか逆目を
止めるのは難しいのです
さずがに刃先が摩耗し尽していますが
まだ切れは止んでいません
驚くほど永切れします
次に同じ青紙鋼の初代・金井で
同じ木を削ってみました
なんとか削ることができましたが
切れはやや重く、切れ止むのも早かった
これも一枚刃ですが
口が広めなこともあり
逆目を止めることはできませんでした
しかしながら、この状態は一枚刃の
普通の様子なのです
刃先がボロボロになっています
さて、これは先日も紹介した
中惣銘の青紙鋼の一枚刃です
刃角度は27度ほどありますが
文字どおり、これは全く
文字どおり、これは全く
刃が立ちませんでした
薄削り用の台仕上のためか
薄削り用の台仕上のためか
刃先がバタつき、使い物になりません
削り肌はご覧のとおり
刃先も完全にやられました
以上、青紙鋼の一枚刃鉋三丁による
三つ巴合わせをやってみました
結果、最も優れているのは二代・初弘
それから初代・金井そして中惣
ということになります