2012年3月12日月曜日

燻煙熱処理された国産カラマツ材を削る


燻煙熱処理された
国産カラマツ材が届きました
これはBoxハープの響板として使えそうです

きれいにプレナー加工されていました




工房に吊るして1日ほど経った状態
やや反ってきました
こういったことも想定して
板を厚めにしてもらっていたので
ひとまず反りを修正してみました
鉋かけの動画をUPしました





使った鉋は、三代目千代鶴
落合宇一作寸八、鋼は炭素鋼系





削った手応えでは
年輪の冬目と夏目の硬さの違いは
それほど感じませんが
鉋の刃先は堅い冬目で細かく欠けます





これでまたしばらく様子を見た後
接ぎ合わせ接着をしようと思います





動画で使った後の刃先の状態
部分的に大きく摩耗しています
通常使っているヨーヨッパ産のスプルースとは
違った刃先の摩耗の仕方であります

2012年3月10日土曜日

平家琵琶の鶴首を仕上げる

製作中の平家琵琶
きょうは鶴首をじっくりと削りました




木の芯はこのように残りました
強度的には全く問題ないし
手に当たって邪魔になるようなこともないので
埋木などはせず、このまま残すことにしました
カリン材が生きていた時の証です

これでこの琵琶の銘も決まったようなものですね
「木芯・もくしん・ぼくしん」とでもしておきましょうか・・

もう少し鶴首を仕上げてから
海老尾を膠接着します
これは仮に収めたもの

新作 端材オブジェ


2012年3月9日金曜日

長勝鋸 窓付導突鋸で19世紀ギターのネックをカットする


きょう、京都の長勝鋸さんのところへ
注文していた窓付導突鋸を
受け取りに行ってきました
長勝さんによる目研ぎが施された
窓付導突一尺鋸(刃渡り約30cm)


不安定な状況で切ったにもかかわらず
切り口が滑らかに仕上がっています
以前UPしていた通常の導突鋸で
挽いた切り痕と比較してみてください





途中通った京都嵐山


新作オブジェ


端材オブジェ、新作1点出来上がりました