2012年10月16日火曜日

「平清盛と西国の海」展に平家琵琶を搬入


明日10月17日から
12月2日まで
兵庫県たつの市
御津(みつ)町室津にある
たつの市立室津海駅館で
開催される
「平清盛と西国の海」展に
展示される拙作の平家琵琶
月影を収めに行ってきました

室津の岬は初めて訪れましたが
海の近くで生まれ育った
私にとってこの風景は
やはり心が躍ります

国道250号線沿いにある
道の駅からの眺め

まず、岬の先端に鎮座する
賀茂神社に挨拶に行きました
小さな岬と思っていましたが
立派な山門

そして境内の広さ
豪勢な社殿に驚きました



神社のすぐ脇からの眺め

神社は小高い岩山の
頂上に建てられています

賀茂神社がある岩山を下り
小さな湾を回ると
会場となる室津海駅館
があります


展示の様子

2012年10月15日月曜日

工房の様子 丹波霧


今朝の丹波篠山は濃い霧が
立ち込めていました
今秋初めての朝霧です

午前7時の様子


午前8時、蜘蛛にとっては迷惑なのか・・?
この後1時間ほどで霧は消えました
朝霧は快晴の徴(しるし)でもあります




製作中の2台のラプレヴォット・タイプは
昨日、ネックにメープルのベニヤを巻き
今日はその作業の続きです 


昨日研ぎ上げた会津・重春銘の刃物を
早速使ってみました(動画UPしました)
想像以上に切れ味はよく
鉈としてではなく、繊細な作業用小刀として
充分使えます







これはまだ仮組みで
接着はしていません


2012年10月14日日曜日

産地不明の中砥を入手、佐伯砥か・・

産地不明の中砥を
手に入れました
おそらく丹波亀岡産の
佐伯砥saeki-toと思われます


一見、砂岩系のようにも見え
研いだ感じもザリザリ
としていますが
研ぎ上がりは
以外に細かいのです
佐伯砥はこれまで何丁か
使ったことがありますが
これほど優れたものには初めてお目にかかりました

研いだ刃物は
以前紹介したことのある
昔の会津の刃物鍛冶
小型の鉈に作り変えたものです

鎬面をグラインダーで
成形した状態から
研ぎ始めました
荒い仕事で使う分には
この状態で充分ですが
小刀としても使いたいので
一応、研ぎ上げて見ました

今回手に入れた中砥を
動画で使いましたが
以下の刃物の画像は
動画を撮影後
少し焼き戻しをし
全体の歪を修正して
研ぎ直したものです
刃こぼれが顕著だったのですが
焼き戻しをして直りました


参考までに
研いだもの

そしてこれは
会津白砥で研いだもの

そして動画で佐伯砥の
次に使っている
丹波亀岡・岡花産の青砥
こうして比べてみると
佐伯砥よりも
地鉄jiganeの傷が
荒いようにも見えます


動画で最後に使っている
京都梅ヶ畑
中世中山産の仕上砥




2012年10月10日水曜日

仙境異聞から七生舞の様子

右クリックで別ウィンドウで開くと
大きな画像を見ることができます

平田篤胤の著書、仙境異聞 
(江戸時代・文政三年(1820年)
神隠しに遭い、その後
仙界に出入りしている少年
「寅吉・とらきち」を
篤胤は自宅に住まわせ
仙界の様子を詳細に聞き出し
それを記録したものとされている)
に記されている仙界の様子を
篤胤が絵師に描かせた
七生舞の様子
寅吉はこのことを
御柱(おはしら)の舞とも言う
と説明している
この舞は天地の神に
捧げるもので
ア・イ・ウ・エ・オ・・・
の50音が
奏楽にあわせて一音ずつ
長く発せられ
それに振りが付けられている

使われる楽器は短笛五管
一丈(長さ約3m)の笛と
九尺(約2.7m)の笛各々一管
「りむ」の琴一挺
「かりやう」の笛五管
浮鉦(うきがね)二つ、
以上六種類 参照


2012年10月3日水曜日

新作オブジェ


久しぶりに端材のオブジェ・合掌を作りました



奥に見えるのは前回作ったもの
手前の徳利は出石(いずし)


これは15年ほど前に作った石のオブジェ
近所の篠山川の河原で拾った
石を組み合わせたもの
右端の緑色の下部だけは
インド産のアベンチュリン(インド翡翠)
座りをよくするため底を少し加工したが
他は拾ったときのままの状態


近所の道端に咲いていた花
何の花かご存知の方はご教示ください


葉はこんな感じ・・

10月5日、このブログを読んで下さった方から
ツリガネニンジンである、と ご教示頂きました
ありがとうございました


タバミの花 一輪・・
さっき、工房の裏庭で見つけました


飼い犬のテンを今朝
河原に連れて行ったらこんな状態に・・
犬の習性ですね・・
なんか臭いものを体にこすり付けるのです・・
「あたいだってね、なんか、こう、
パァ~!っと発散したいのよ・・」
という表現なのか・・?