製作中の2台の特注ギター
もうじきニス塗り終了
こちらは特注マンドラ
サウンドホールの縁飾りには
粘りのある材質なので
逆目でも削りやすく
しかも刃物も傷まない
接着し
平に削る
ピックガードにも使いました
出来上がり
秋が深まっていますが
なんだか暖かい日が続いていて
その影響か工房裏のアサガオがまだ咲いています
さて、こちらは今回手に入れた
コッパですから驚くほど安価
幅があるので充分仕事で使えます
さっそく24mm幅の薄ノミを研いでみました
やや硬めですが、よく反応し
強い研磨力を発揮してくれます
さすが奥殿産といったところ・・
鋼Haganeは鏡面に研ぎ上がりますが
地鉄Jiganeには細かい傷が確認できます
これは研磨力の強い仕上砥に
よく見られることで、大平産や新田産の
硬口の仕上砥も同様の研ぎ上がりを
示すものが多いですね
見る角度によっては傷は見えにくくなります
また、鋼にはほとんど及んでいないので
仕事で使う分には何ら問題はありません
工房の様子
製作中のマンドラの響板を
切り抜いたところ
材は30年以上寝かせた
ドイツ・スプルース
オーストラリア産のRed Mallee
という材のサンプルを手に入れました
早速、検査官が・・
全面に塗られているパラフィンを除去し
さっそく試し削り
粘りがあり重く堅い材ですが
削るのは比較的容易で
鉋の刃先が痛むようなこともありません
鋸のかかり具合も問題なし
削った感じはオリーブ材によく似ています
玉鋼の鉋を使ってみましたが
かなりの量を削っても
刃先はほとんど変化はありません
ピックガードや装飾に使ってみようと思います
こちらは1週間ほど前の様子で
フレットを打ち込む準備をしているところです
これは数日前の写真ですが
この日は途中で
捨てられていたゴミを
どうしても持って帰りたい、と、おっしゃる・・
コーヒー飲料には
目がないのですね・・
「百花繚乱の名刀展」
今月23日までとなりました
21日(土)の
「土曜 刀剣ガイダンス」は
私が担当します
午後1:30~2:30
ということで
今回の篠山刀剣会は
名刀展の鑑賞と
館内の裁判室で勉強会
この歴史美術館の建物は
もともとは地方裁判所で
木造の裁判所としては
日本最古だということです
篠山刀剣会終了後は
展示品の手入れが行われました
さて、ここからは
9月27日に神戸の湊川神社で
行われた刀剣展示会の様子
「大槻孝治氏を偲ぶ会」
(撮影:Kiyond 撮影許可分)
この写真は主催者側から
頂いたもの
非公開なので
自分が写ったものだけ
紹介しておきます