2019年6月7日金曜日

19世紀ギターの修理

19世紀ギター
Panormoオリジナルの
ブリッジを改造する
フレッティングと
サドル位置も修正するので
一旦ブリッジピン穴を埋める

埋木をしたところを平に削る
動画UPしました

ネコが指板を磨く・・動画

サドルを嵌め込む溝を切る








新たに穴を開け


ブリッジ・サドルを作って

出来上がり

季節による弦高の変化
そして調弦ピッチの変更や
違ったテンションの弦を
張った場合に対応するため
予備のサドル2本付き




2019年6月6日木曜日

工房の様子 大五木材さんのセドロ材

四国松山の大五木材さんから
セドロ材をお世話になりました

長い材なので三つにカットして
送ってもらいました

さっそく一部を製材して
製作中の小型モダン・タイプの
補強材、そしてネック材として
使ってみました


右はこれまで使っている
ホンジュラス産のセドロ材
材質は白っぽくかなり軽め
左が今回お世話になったもので
産地は不明

どちらも追い柾になっているので
厚み面も同じように見えます

重さを比べてみました
こちらは大五木材さんから
お世話になったもの

これまで使っているもの
これはかなり軽めの材質なので
動画でのタッピングの音も
違っています


こちらは響板の補強材の様子
響板にはスプルースの
補強材を使います


2019年6月5日水曜日

八木ノ嶋産仕上げ砥石

京丹波八木ノ嶋産仕上げ砥石を入手
八木乃嶋産の仕上げ砥石は
灰色がかった無地のものがほとんどで
このような八枚風の模様があるものは珍しい

研ぎ動画UPしました

やや硬口の石質なので
鋼はほぼ鏡面に研ぎ上がるが
地鉄jiganeは粗めに仕上がる
これは例外を除いて
京丹波産仕上げ砥石の特徴でもある

動画で使った砥石
右端は中研ぎ用の人造砥石
研承シリーズ「成」1000番
中央は愛知県産三河名倉砥のボタン層
左端は八木乃嶋産仕上げ砥石

いま現在、手許にある八木乃嶋産仕上げ砥
右端は軟口ながら地刃が滑らかに光る
中央は硬口だが滑らかな研ぎ感で
地刃共に鏡面に研ぎ上がる
京丹波とは思えない研ぎ上がりで
梅ヶ畑の中山や大突産に紛れたら判別が付かない


2019年6月2日日曜日

補強材の製材 そしてメープル材の重さ比較

製作中の楽器の
補強材(Spruce)を製材
動画UPしました

使った鋸は古い伏見鋸
谷口清三郎銘のガガリ鋸







三等分挽き
動画UPしました
猫の検査官も登場


鋸の刃のようになっている
アカエイの毒棘で
挽いてみたが無理でした・・



こちらは
19世紀ギター、ラコートタイプの
ヘッドにするための
ソフトメープル材
今回はシカモア・メープルを使います

このソフトメープルが
ハードメープルと
どれくらいの
重さの違いがあるのか
ちょっと比べてみました


見た目では
ほとんど違いは分かりません
動画UPしました

ソフトメープルの重さ
186.2グラム

キッチン量りでは約187グラム

ハードメープルの方は
200グラムまでしか量れない
デジタルスケールを
オーバーしてしまいました

キッチン量りでは約244グラム
シカモアメープルよりも
57グラム重い
この違いはギターにとって
かなり大きい

ついでにアンモナイト化石の
重さを量る・・
意味なし・・