2010年5月12日水曜日

三輪・餅田遺跡の碧玉と塩田石


兵庫県三田(さんだ)市の三輪・餅田遺跡で新たに発見された加工途中の碧玉製管玉と
砥石(塩田石)の説明会に先日足を運びました



展示ケースの下の段に見える弥生時代の土器は
地元で焼かれたものだろうということでした
独特の雰囲気がありました
隣接する丹波や播磨とは全く違う感じです


これが今回新たに発見された砥石です
この石は、塩田石とも呼ばれているそうで
三輪・餅田遺跡から南東に1,5kmほど離れた
地域で見られるそうです 地図参照
興味深いのは、その地に塩田八幡宮があり
その神社のすぐ近くには厳島神社があるのです



砥石の側に使われた跡が残っていました
こうして、手に取って観察させてもらえたのは幸運でした



そして、これも今回の発掘で新たに発見された
加工途中の碧玉(へきぎょく)製管玉(くだたま)です
このような加工を上の砥石で行ったのだと思いますが
上の砥石の削れ方は管玉ではないような気がします
弥生時代から古墳時代にかけての
管玉の側は直線なので、これを削った跡は
もっと直線的になるはずです


上の砥石の減り方は勾玉のように
側が丸いものを削った跡だと思われるのです



この管玉は加工途中、おそらく穴を開けている時に割れたもののようですが


私が 興味深いのは、反対側のこれから穴を開けようとしていた跡なのです
よく観察すると、ポツポツと針のようなもので突いた跡が見られます

私は、自分で勾玉を作るのでよく分かるのですが(参照・自作勾玉
硬い石の平らなところに
穴を開けようとした場合
最初の取っ掛かりが必要で
それには鋼(はがね)の錐のようなもので
突くのが最も有効なのです
そうすると、自ずと上の写真のような
白いポツポツの跡ができるのです(参照



参考までに、これらは昨年2009年に
神戸の雲井遺跡で発見されたものです
三輪・餅田遺跡のものと同様の碧玉です


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