今回製作する平家琵琶は
注文して下さった方から
実家に植えられていて
枯れてしまった
紅花梨(カリン)の木を
どこかに使ってほしいという
要望を受けていました
数本送ってもらったものは
太いものでも
7cmほどしかなく
材として使えるかどうか
心配でしたが
製材してみると内部は健全で
充分乾燥しているので
琵琶の鶴首(ネック)
として何とか使えそうです
ところが、紅花梨と
聞いていたのに
内部はカリン材とは思えず
どう見てもツゲ材です・・
何かの間違いではないかと
確認してみましたが
花梨に間違いはない
ということでした
花梨材だったらこのように
緻密な肌ではなく
導管がはっきりしていて
色ももっと濃いはず・・
結局、私の勉強不足
認識不足だったのですが
よくよく調べてみると
花梨にはバラ科のものと
マメ科のものがあり
全く違う種類の木だ
ということが分かったのです
送って頂いたものは
実をカリン酒などにする
今回平家琵琶の甲板(裏板)
として使う紅花梨材は
2 件のコメント:
なるほど
ジャックと豆の木なんですね。
お客様から送っていただいたバラ科のカリンは糸巻き?にはつかえないのですか?
それか、肌が美しいので、ケース内部の台座に使ってはいかがでしょう。
カリンの実は酒につけて咳止めにするしかないようで、かじってみても美味しくないので、いつも捨ててます。
そうですね・・
琵琶台の柱とか、いろいろ使えそうですね。
濃い色に染めて転手(糸巻き)にすることも考えてみます。
花梨の実は香りがいいのでカリン酒に向いているのでしょうね。
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