2014年1月12日日曜日

千代鶴銘寸八と昭豊銘寸八鉋 削り比べ

佐野勝二と思われる千代鶴銘寸八鉋と
佐野勝二作・昭豊銘寸八を使って削り比べをやってみました
削った材は堅めで深い杢のCurly Mapleカーリー・メープル
通常の鉋でしたらすぐに刃先が磨耗するガンコな材です
これをできるだけ厚く削って逆目を止めるという
通常の仕事で使うやり方で削ってみようと思います
動画で最初に使ったのは右の昭豊銘・寸八










こちらは昭豊銘・寸八
薄板削り用として砥いでいたので
やや削り幅が狭くなっています


削り肌に艶があり、逆目もきれいに止まっています


刃先はほとんど変化はありません
左端の刃先が白いのは砥ぎが不十分なためです



こちらは千代鶴銘・寸八
動画の音からも判断できると思いますが
昭豊銘よりは削りに粘りがある感じです


こちらも艶のある削り肌で、逆目も止まっています


刃先も変化なく、かなり強靭な刃です
佐野勝二作と言っても過言ではないでしょう


0 件のコメント: