2019年4月5日金曜日

宮町青砥と杣田青砥

滋賀県信楽産の
宮町青砥が
6本届きました
これら6本を接着し
大きな砥石に
するつもりでしたが

2本で充分と思い
2本を瞬間接着剤で接着

さっそく試し研ぎを行いました
動画UPしました

粒度は600番ほど
中砥としては
やや粗めですが
粒度がよく揃っていて
地鉄、鋼ともに精緻に
研ぎ上がっています
柔らかめで
もう少し硬さが
あれば言うことなし
といったところです
研磨力も強い

動画で次に使ったのは
京都木津和束産の
杣田砥(青砥)
粒度は1000番程度で
宮町青砥の研ぎ傷を
消すのにちょうど良い
感じです

こちらも粒度が
よく揃っていて
精緻に研ぎ上がります
この後、沼田虎砥で研ぎ

仕上げ研ぎにかかります
動画UPしました

やや柔らかめの
京都新田産白巣板

京丹波園部産の
合わせ砥で最終仕上げ

ハイス鉋がこのように
滑らかに研ぎ上がる仕上げ砥は
なかなかお目にかかれません

研ぎに使った天然砥石

中砥三種
左から、宮町青砥→
杣田砥→群馬県産沼田虎砥
宮町青砥と杣田青砥は
質感が似ていますが
杣田青砥は
亀岡の青砥と同様
頁状粘板岩(泥質頁岩)
ですので
柾目面で研ぎますが
宮町青砥は
砂岩系なので
縞模様があるものの
沼田虎砥など
凝灰岩系砥石と同様
どの面でも同じように
研ぐことが出来ます

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