こちらは製作中の19世紀ギター
特注ラコートタイプ
レッドギター
フレット位置を印しているところ
弦長640mm
使うフレットは
厚み1mmの真鍮板
畔挽鋸で溝切り
次に製作するバロックマンドリン
について調査中。
ストラディヴァリ作1706〜20年製
を参考に製作するのだが
指板は黒っぽいので黒檀かなと
思ったが、よく観察すると
濃い縦の筋が確認できる。
黒檀にはこのようなものは
見られないので、いろいろ
調べていたら、ストラディヴァリ
1680年作の5コースマンドリンに
同様の指板が使われていて
これには指板材はbog oak
(埋もれ木、日本では神代楢とも
呼ばれている)と説明されていた。これで納得。
ネックはポプラ材でヘッドは
ペアウッド(梨材)とも説明されて
いて、画像でも繋ぎ目が
確認できる。1706〜20年製の
ものはヘッドはメープル材で
ネックはポプラ材のように
見えるが、繋ぎ目がないようにも
見える。ヘッドはペグが
差し込まれ、調弦で
酷使されるので、柔らかな
ポプラ材ではもたないと思うので
やはりメープル材が
ふさわしいと思う。
あるいは全体を栃材にするとか・・
ストラディヴァリ作1706〜20年製
4コースマンドリン
指板に濃い色の筋が確認できる
ネックとヘッドは
一体のように見える
こちらは
1680年製5コースマンドリン
ペグ材は red-brown hardwood
と説明されていて、これは
おそらくイタリア製の
18世紀マンドリンや19世紀ギター
のペグに使われている
ジュジュベウッドと思われる。
この指板も同様に
濃い筋が確認できる
説明では指板はbog oak
と書かれている
ボグオークは直訳すると
埋もれ楢となり
日本では神代楢とも呼ばれている
神代楢
1680年製は
ネックとヘッドの繋ぎ目が
確認できる
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