昨年12月24日に篠山の波賀野遺跡を紹介しましたが、この遺跡のすぐ近くに出雲神社があることも述べました。出雲神社の本社は島根県にある出雲大社ですが、出雲系の神社は関西には少なく、兵庫県でもこの篠山の他にほとんど見ることができません。
篠山の西隣に位置する京都府亀岡市には二社ありますが、篠山の出雲神社とどのような関係があるのか興味が湧くところであります。
亀岡の出雲系神社は出雲大神宮と出雲神社です(地図参照)。出雲大神宮の社紋は亀甲紋で、出雲神社の方は左三つ巴紋となっています。
出雲系の神社は亀甲紋が一般的ですが、紹介されているサイトではこの神社の名前は明治になってから付けられ、社紋も確かではないと説明されています。同サイトで紹介されている社紋の亀甲紋に、亀甲の中に三つ巴が入ったものも見られるので、おそらくこれが本筋の社紋だったのかもしれません。因みに篠山の出雲神社の社紋は「二重亀甲に花角」紋です。