2012年1月13日金曜日

平家琵琶用タモ材を二種の鉋で削る


前回、製材で紹介した平家琵琶の腹板(表板)に
使うタモ材の接着面を仕上げました
動画UPしました


右は初代・金井鉋寸八
左は二代目永弘鉋寸八
どちらも鋼は安来鋼青紙系です

切れ味は永弘の方に鋭さを感じます




こちらは二代目・永弘




そして初代・金井

2012年1月8日日曜日

篠山に出雲神社 その1

昨年12月24日に篠山の波賀野遺跡を紹介しましたが、この遺跡のすぐ近くに出雲神社があることも述べました。出雲神社の本社は島根県にある出雲大社ですが、出雲系の神社は関西には少なく、兵庫県でもこの篠山の他にほとんど見ることができません。
篠山の西隣に位置する京都府亀岡市には二社ありますが、篠山の出雲神社とどのような関係があるのか興味が湧くところであります。亀岡の出雲系神社は出雲大神宮出雲神社です地図参照)。出雲大神宮の社紋は亀甲紋で、出雲神社の方は左三つ巴紋となっています。
出雲系の神社は亀甲紋が一般的ですが、紹介されているサイトではこの神社の名前は明治になってから付けられ、社紋も確かではないと説明されています。同サイトで紹介されている社紋の亀甲紋に、亀甲の中に三つ巴が入ったものも見られるので、おそらくこれが本筋の社紋だったのかもしれません。因みに篠山の出雲神社の社紋は「二重亀甲に花角」紋です。

2012年1月3日火曜日

平安時代の絵巻 正月の「朝覲行幸」図



後白河天皇が描かせたとされる
「年中行事絵巻」から正月の朝覲行幸図を
紹介しておきます(1165年成立とされる)

















2012年1月2日月曜日

辰年 龍いろいろ


龍に因んだコレクションを少し紹介します

龍の彫金金具3点を
近所の河原で拾った石に接着したもの
古いものは江戸時代のものと思われます
最長のもので約6cm



象牙で作られた鼻煙壷(嗅ぎ煙草入れ)
中国製で、精細な彫刻技術に驚かされます
高さ約6cm 



柘植材で作られた根付け
直径約3cm、すばらしい出来です



龍のように見える巻貝、名前は分かりません
ご存じの方はぜひご教示を・・
直径約6cm  



陶芸家須藤久男氏の作品、龍頭
これは壺の蓋として作られたものです
長さ約11cm 
 


作られた国、時代は不明の龍頭(りゅうづ)
長さ約18cm



東南アジアショップで買ったものを
近所の河原で拾った石に接着してみました
背中に乗せているものは水晶球
龍の体長は約14cm



おそらく台湾あたりで使われていた
宗教法具と思われます
龍の高さ8cmほど



仲田イサ代さんの陶芸作品
龍の高さは5cmほど



江戸時代の刀の鍔、龍虎図ですが
龍は雷の稲光のように表現されています
留守図とも言いますが、手抜きと言えば手抜き・・
鍔の直径約8cm