先日紹介したように
研ぎ角度の低い(約23度)ものは
刃先に小刃を付けて使ったもの
という工藤一男氏の
助言を得たので
刃先角度を約28度で
小刃を付けてみました
これは一寸幅(約30円mm)のもの
使った砥石
左から中砥ぎに使った
佐伯Saeki砥(硬口)
その右は中砥の
三河名倉砥(ボタン層)
次は仕上砥ぎに使った
さっそく試し削り
楽器製作ではこの使い方が
多いのですが
鎬面が狭いので
やや使い難い感じです
これは大工さんがホゾ穴掘りで
よく使う向きですが
面がピッタリと合っているので
たいへん削り易い
ついでに八分幅(24mm)も
小刃を付けてみました
小刃の刃角度は約28度
こちらで主力で使っている
八分幅の薄ノミと削り比べを
やってみました
薄ノミは今はもう
打たれていな弘正銘
鋼は特殊鋼の
ヤスキハガネ青紙と思われます
手持ちのノミのなかでは
トップクラスの切れなのですが
藤四郎銘には及びませんでした
こちらの方が切れが軽く
コントロール性も優れています
当然と言えば当然ですか・・
裏の様子
刃角度の様子