モーツァルトが子供の頃の驚きの音楽的才能はよく知られていますが、10才のときにフランス・パリのコンチ公の館に招かれた際の絵にはチェンバロを弾くモーツァルトの横でギターを弾いている人物も描かれています。
モーツァルトの義兄ランゲが描いたモーツァルトの肖像。モーツァルト33歳頃、モーツァルトは35歳で亡くなっている。
7歳頃の肖像画
父レオポルトと
姉ナンネルとの合奏の様子
父はヴァイオリン教師でした。
7歳頃のモーツァルトは
父の意向で家族でヨーロッパ
各地を旅行し
天才ぶりを発揮した。
その時の様子が当時の新聞、文芸通信誌に掲載されていて、それによると、モーツァルトは鍵盤楽器のどんな難曲でも初見で正確に演奏し、即興演奏では1時間でも楽譜なしで次々に演奏することができたそうです。
1766年8月、モーツァルト10才のときに
二度目のヨーロッパ旅行で招かれた
パリのコンチ公邸でのイギリス風茶会の様子
ここでもモーツァルトの
演奏が披露された。
この絵は合奏か・・
描かれているギターに
興味を惹かれる
このギターは糸巻きがヘッドの片側に3本のように見える。ということは、このギターは複弦5コースのバロックギターではなく、6単弦なのだろうか。この頃のギターは5コース複弦から6単弦に移行する時期とされていて、ヘッドとブリッジが改造されて複弦が単弦にされたギターも散見される。この絵の画像の画質が粗く、弦の数など細かいところが確認できないのがもどかしい・・どなたかこの絵の詳細をご存知の方、ぜひご教示願います。
たいへんありがたいことに
コメントを下さった方が
画像処理をして下さいました
これを見ると
弦は単弦で5本のようで
ヘッド低音側の糸巻きは
3個あるように見えます
また、弾いている人物が
左手でつまんでいるところも
謎めいています・・
これはモノクロ印刷を
撮影したもの
こんな画像がありました
弦は5本のように見えます