別の種類で縦縞模様の
アンモナイトで縫合線の様子も
観察できる化石を発見
これを観察すると
縞は表面だけで縫合線は
他のアンモナイトとほぼ同じ
ということが判明
縫合線の形状はアンモナイトの
種類でほぼ決まっている
ともされているので
今回手に入れた種類のものは
どれも同じ縫合線と思われる
隔壁の形状も
通常のアンモナイトとほぼ同じ
反対面の様子
縫合線が確認できる
縫合線は表面の模様とは
関係なく独立して存在している
同じ種類の別の化石
横縞で肋があるアンモナイトも
縫合線は表面とは関係なく
存在している
パイライト化した
細い肋と模様がある種類も
同様であることが分かる
これも同様
その他、いろいろの縫合線の
アンモナイト化石
これは肋がある肉まん
7年ほど前に
化石ショップで不明化石として
手に入れたもの
アンモナイトと
思い込んでいたが
ベレロフォンという
ペルム紀の巻き貝の化石
ということが判明
しかし正面断面が
左右対称という特徴から
現在では腹足類ではなく
単板類とする説が
有力視されているらしい
下は同様の形状の
アンモナイト化石
縫合線が確認できる
インドネシア産
ジョアンニテス
Joannites
画像右は別のベレロフォン化石
右下はもう一つの
ベレロフォン化石
こちらは正面の断面
側断面の様子
下の左はオウムガイ
右はアンモナイト
ベレロフォンは貝類とも
されているので
殻の内部はアンモナイトの
ような隔壁や気房がない
アンモナイトの隔壁構造
複雑で表面に縫合線が表れる
オウムガイの隔壁は
ツルンとしていて単純
右はオウムガイの化石
表面には隔壁の線だけが
表れている
このような
ベレロフォン化石もある
(ウェブサイトから拝借)
ベレロフォンの生体想像図
今日は知人の紹介で
隣の加東市にある
とある別荘地に足を運んだ
入口にはこんなものが
無造作に置いてある
左の御方は「石採」こと井上勲様
頂いた名刺の一部
約40年間、趣味で
全国各地を巡り
石を採集されたということで
この別荘には
そのほんの一部が
置いてあるそうだ
自ら採集した石の他にも
購入されたものも
所狭しといった感じで
あちこちに置かれている
これはその一つで
ウミユリの化石らしい
背後の木は南米産の
イペというデッキ材
非常に堅く重い
不思議な世界が広がっている
桐の木肌の模様と
何となく似ている気もする
手許にある模様が似ている石
そしてこれも
自然は不思議
クリスマスカード
今年のユリの立枯れ
素晴らしい造形に
何度見てもドキリとする
ペグを作る際にも
参考にさせてもらっている