2012年8月12日日曜日

自作小刀5本目が完成


古刀期(室町時代以前)の短刀の先端部を手に入れ
小刀を作ってみました

グラインダーで火花を出してみると
ほぼ全体で炭素鋼状の火花が飛びます
おそらく無垢の鋼で打たれたものだと思われます
焼きの入り具合が絶妙で
充分な粘りもあります
刃先を拡大して見てみると
やや荒い感じがありますが
切れ味に悪影響は及んでいません
これは手持ちの現代ものの玉鋼には
見られない現象です



これで日本刀関連の鋼(はがね)を使った
自作小刀は5本になりました
中央のものは幕末から現代にかけての
と思われるものから作ったもので
左の2本は藤井刀匠が打ってくれたものです





どの形状のものが使い易いのか
これから様々な状況で試してみたい
思っています


2012年8月11日土曜日

旅の収穫


8月10日、ふと思い立って
電車でブラリと兵庫県北部に行ってきました
これまで兵庫県北部へは
ほとんど車で行っていたので
今回初めての電車の旅となりました

JR篠山口駅から福知山駅まで
直通電車がありますが
それ以降は乗り換える必要があります
せっかくなので福知山駅を出て
駅前商店街をブラリとしました
この写真はその商店街で見かけた金物店


奥から出てくれたお婆さんに
砥石は置いてありますかと訊ねたら
ちっさい砥石?おっきい砥石?と返事
できればおっきめがあれば・・と私
粗いの細かいの?とお婆さん
どっちでもいいんですけど
天然ものがあれば・・と私
お婆さんはしばらく陳列棚の底を
ゴソゴソと探してくれて
出してくれたのがこの写真の仕上砥


一見、西物(京都梅ヶ畑地区よりも西に産する仕上砥)
のような感じを受けます
愛宕山あたりでしょうか・・
そんな感じの仕上砥石です




あまり期待はしていなかったのですが
鉋身を研いでみてビックリ
硬めですが良く反応し
強い研磨力があります
まったりとした研ぎ感は尾崎産のものを
彷彿とさせます


粒度#1500ほどの青砥の傷が
2分ほどで消え
鋼は鏡面に仕上がりました

こういうことがあるので
知らない土地の旅は止められません

2012年8月6日月曜日

重春銘の銑から小刀とナタを作る


先般手に入れていた
小刀とナタを作りました
ナタを使った動画UPしました

左端が小ナタ、中央が身幅12mmの小刀
右端は、またいつか刃物として活用します

右端が重春銘の銑から作った小刀
左の2本は自作

切れはどれも同じような感じですが
左の2本はかなり焼戻しをしたので
刃先の強靭さは劣ります

これは重春から作った小刀の
鋼(玉鋼と思われます)の拡大写真

因みにこれは藤井刀匠作の玉鋼小刀の拡大写真

自作の四方反り小鉋


自作していた刃物のうち
四方反り小鉋の身を研ぎ上げ
台に挿げました













メープル材を削ってみましたが
切れ味軽く、充分仕事で使えます


2012年7月30日月曜日

繰子錐(クリコキリ)と自在錐


ギターの丸いサウンドホールを切り抜いたり
縁飾りを嵌め込むための溝を切るための
サークルカッターはどのようなものを
使っているのかという
問い合わせがありましたので
私のやり方を公開します(参照



これは30年以上使っているもので
ギター製作をやり始めたときに
最初に手に入れたものです



手で回すものを繰子錐(クリコキリ)
あるいはクリックボール(商品名)
切り抜く部分を自在錐といいますが
今でもホームセンターなどで売られています




センターと刃部は自分で加工し直しました



右はサウンド・ホールを切り抜く刃
左は縁飾りの溝切り用とした刃です










因みに、これはパフリング・カッターとして
使っているケガキコンパスです
足の片側を短くし、もう一方を刃にしました
パフリングの位置をこれで軽く傷を付け
彫刻刀(印刀)で切り込みを入れています



これまで自作した専用ケビキや
市販されているパフリング・カッター
使ってみましたが、どうも使いにくいので
今はこれを使っています
もう20年ほどこれでやっています