製作中のルネサンスギター
ペグの穴開け
そしてナット溝を挽く
ナット溝加工のための
細鑿nomi の研ぎ上げ
そして完成
弦長450mm
こちらはバロックギター
弦長630mm
ストラディヴァリ・モデル
ニス塗りにかかる
ルネサンスギター
背面部
塗っているのは
ボタン•シェラックの
スーパーゴールデン
ほとんど色は付かない
左はバロックギター
こちらは背面部は
シェラックレモンを塗っている
そしてシェラックニス作り
これはレモンシェラックの原料
フレーク状なので
まず薬研yagenで
おおまかに砕き
コーヒーミルで
均一に細かく砕く
ボタンシェラックは
原料に厚みがあるので
コーヒーミルにかける前には
薬研ではなく
大きめの乳鉢に入れ
木槌で割っている
そして
アルコールを入れる
アルコールを入れたら
ビンを振って撹拌し
このように斜めに置いておく
しばらくすると
砕いたシェラックが底に溜まり
ゲル状になるので
数時間おきに
ビンを三分の一程度回転させる
これを繰り返していると
数日でアルコールに
溶けてしまう
出来上がったら吉野紙で濾し
夾雑物を除去して出来上がり
これはニスに添加する
プロポリス
プロポリスはアルコールに
溶けやすいので
数時間で溶ける
製作中のルネサンスギター
バインディングの余分を
削っているところ
そしてブリッジを接着
修復を終えた琵琶を
受け取りに来られた
若きギタリスト
琵琶も巧みに弾けて
昭和21年に奈良帝室博物館で
開催された正倉院展の
四絃琵琶の展示の様子
「くちなわ」は古語で
ヘビのことで
西日本では現在でも
使われているらしいが
会場外の西郷隆盛像から
入口まで22日間の会期中
文字通り長蛇の列で
展示品の中でも
琵琶の人気は絶大で
この絵は初日の様子らしいが
ガラスケースに四方から
人が押し寄せ大混乱で
危険なため次の日からは
壁を背にして陳列されたらしい
正倉院に所蔵されている
四絃琵琶は五面あり
状態のよいもの四面を紹介
昭和21年に展示されたのは
どれなのか興味が湧く
楓蘇芳染螺鈿槽琵琶
kaede suohzome
raden-soh no Biwa
上の琵琶を2年前に
昨日紹介した干支のヘビ
目玉を付けて、これで完成
工房の様子
製作中のルネサンスギター
バインディングの接着
そして
指板を挽き出す
ついでにペグも準備
どちらもウォルナット材
以前紹介した碓氷健吾作
新しい台に収めた
製作中のバロックギターと
ルネサンスギターの
ネックヒール作り
出来上がり
これにメープルベニヤ(突板)を
膠・ニカワ焼き付け接着する
出来上がり
ヒールとネックを接着した後
ボディと接着するための加工を行う
サンドペーパーで接着面を調整
このように接着する
接着完了