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2024年11月21日木曜日

石いろいろ そして黒檀細棒作り


シトリン(黄水晶)ジオードの中に
黒曜石で作られた
オブジェを置いてみた

オブジェの高さは5cmほど

こちらは
紫外線を当てると

このように発色する
不思議な石
ユーパーライト

貝の化石
これも不思議



レプタリアンという石
スライスして表面が
磨かれたもの

レピドライト(リチア雲母)二態
丸玉に磨き上げられるものとは
思わなかった
よくぞ作ってくれた


1mm×1.7mmの黒檀細棒を作る





2024年11月14日木曜日

鳳凰の象嵌 そして雲海

製作中のルネサンスギターの
ヘッドインレイ(象嵌)の
白蝶貝鳳凰

白蝶貝を糸鋸で
カットしているところ




ヘッドの加工






こちらはネック加工




南京鉋で仕上げ削り

朝の工房裏からの眺め
高城山の頂上から見ると
雲海になっているのは確実

雲が棚引く
山のような模様の石

2024年11月11日月曜日

自作楽器演奏 そして鳳凰のような雲

 

昨日は兵庫県小野市の
エクラホールで
自作楽器3台の演奏を
披露することができました





前日土曜日の夕日



鳳凰のよう



製作中のルネサンスギターの
ヘッドインレイの参考になった


2024年11月6日水曜日

南方熊楠の燕石 蝙蝠石 三葉虫


明治から昭和にかけての
博物学者、南方熊楠
Minakata Kumagusuの
コレクションの中に
燕石があるのだが
それは中国では蝙蝠石と
呼ばれている三葉虫の化石で
現在では燕石といえば
スピリファーの
化石とされている
だが「燕石考」という論文では
スピリファーのことにも
言及しているので
スピリファーのことを燕石
というのも当然
知っていたものと思われ
スピリファーを
コレクションしていなかった
だけのことと思われる

上の画像の右の
プレートの一部を拡大したもの


Drepanura premesnili
ドレパヌラ・プレメスニリィ
という三葉虫の尾の部分 
中国北東部山東省産
時代は中期カンブリア紀

これも同じ三葉虫の部分と
思われる

三葉虫ネオメタカンスス

ハルペスと名付けられている
三葉虫化石

これは現在一般的に
燕石enseki と
呼ばれている
スピリファーの化石

別種のスピリファー

南方熊楠の論文
「燕石考」で紹介されている
スピリファー

同じく江戸時代のもの
編者は稲若水となっているが
稲生若水のことと思われる
この図では雄と雌として
挙げられているが
実際は違った種類で
熊楠は「日本人は古来
天然の産物で互いに
よく似たものを
一方は他方の変形と
思い込む習慣が強かった」
と補足している