2019年11月30日土曜日

ヘッドとネックの加工

製作中の19世紀ギター
特注Lacoteタイプ
弦長630mm 
糸巻きを収める穴を開ける



ヘッドの貝装飾
 



出来上がり

ネックの加工





2019年11月29日金曜日

試し研ぎで研ぎ上げた鉋でメープル材を削る

試し研ぎで預かった砥石で

左は古い会津鉋 重高寸四
鋼は玉鋼
右は土佐の刃物鍛冶
天水takamiさんの寸四
鋼はヤスキ鋼白紙1号

こちらの左は三木鍛冶の三代三郎寸六
鋼は昔のヤスキ鋼青紙
右は光弘銘寸八
鋼は炭素鋼系


これらの内2丁を使って
製作中の19世紀ギター
特注ラコートタイプ Lacote の
ヘッドを作るメープル材を
削ってみました
YouTube動画UPしました

荒仕工arashikoとして使った
古い会津鉋 重高寸四

仕上として使った
光弘寸八

美しい削り肌で
逆目も完全に止まっています

そしてガガリ鋸gagari-sawで
挽き出す




これからヘッドの加工
明日に続きます

2019年11月27日水曜日

試し研ぎで預かった天然砥石でHSS全鋼小刀を研ぐ

前回に続き
試し研ぎで預かっている
天然砥石を使って
ハイス全鋼小刀を
研いでみました
YouTube動画UPしました

最初に使ったのは
前回と同様研承1000番
Kensyo

次は天然砥石の備水砥
Binsui

人造砥石の傷が
かなり緻密になりました

次に三河名倉砥  ボタン層
Mikawa-nagura Botan-layer

これで仕事で使える状態です

そして預かっている
丹波産青砥・硬口
Ao-to in Tanba
ハイス全鋼には
目起こし無しでも
反応してくれました

やや荒めの研ぎ傷が
付いています
上の三河名倉よりも
粗い石質かもしれません

ここから仕上研ぎ
最初は柔らかめの白巣板
京丹波八木ノ嶋産
Suita in Yaginoshima


そして預かっている
中山産卵色戸前
Nakayama-Tomae

かなり研磨力が強く
こういった仕上砥は
ハイス全鋼に
異様に反応します
研ぎ上がりは
全体に微塵に曇っています

そして硬口の中山戸前
Nakayama-Tomae
これも硬口ながら
異常に反応します

美しく研ぎ上がりました

最後に環巻入り尾崎
Ozaki

かなり硬い石質ですが
やや粗めの研ぎ傷です

裏の返り取りに使った
中山産仕上砥

以上です
研ぎ上げた鉋で

試し研ぎで預かった天然砥石で薄ノミを研ぐ

昨日紹介した
天然仕上砥石を使って
薄ノミを研いでみました
YouTube動画UPしました

切れが止んだ状態から
研ぐので最初は人造砥石
研承1000硬口を使いました

次に三河名倉アツ


そして試し研ぎとして
預かっている
丹波青砥・超硬口
これは昨日の鉋研ぎ同様
電着ダイヤモンド砥石で
目起こしをして
研ぎ始めました

かなり緻密に
研ぎ上がっています

そして仕上研ぎ
最初は山口県岩国産の
蓮華巣板

鋼の中砥の傷は消えています

そして試し研ぎの中山産黄板

画像では地鉄に粗めの研ぎ傷が
付いているように見えますが
実際は地鉄jiganeは緻密に曇り
刃は鏡面に研ぎ上がっています

そして中山産硬口

文句なしの研ぎ上がりです

最後に硬口の環巻kan入り尾崎

地・刃ともにさらに
冴えましたが
肉眼では粗めの
ヒケ傷が見えます

裏の返り取り専用として
使っている硬口の
中山産仕上砥

動画で使った砥石