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2026年10月31日土曜日

パーラーギター 19世紀ギター

 

アコースティック•ギター•マガジン
Vol.110で特集されているパーラーギター
こちらで製作している19世紀ギターも
その範疇に入るらしいが
ハープメーカーとして有名な
アメリカのライオン&ヒーリー社は
かなりの大量生産体制だったので
1880年代末から1920年代後半にかけて
同社が製造したギターは
10万台を超えているらしい
また、同社ではマンドリンも
製作されていて、これは
まったく知らなかった




ライオン&ヒーリー社製作のギターは
今でも販売されている

こちらは、製作中の19世紀ギター
特注ラプレヴォット•タイプの
ストラップピン

そしてブリッジピン



明日、弦を張る


2026年10月29日木曜日

人造象牙エルフォリン そして自作艶消しシェラックニス

以前紹介したハープの弦受け
鳩目(アイレット)の素材として
試すための人造象牙
エルフォリン Elforyn
がやってきた
画像左端、その右は象牙
次はクジラの歯、カバの歯
そして右端は牛骨
タッピング反応の違い
エルフォリンは重さは象牙よりも
やや軽いかな、といった感じで、
タッピング反応は象牙や他の自然素材、
それにPEEK樹脂に比べると鈍い

タッピング反応は牛骨がよいのだが

牛骨は内部が空洞になっていて
太い弦のアイレットを作るための
直径12mmの丸棒は
なかなか取るのが難しい



こちらは艶消しシェラックニスを
自作しているところ
混ぜているのは
エタノールで溶いたアエロジル
シェラックニスに5%ほど混ぜてみた

試し塗り

修復中のヴィンテージマンドリンの
響板に塗ってみた
ピックガードにはニスは塗らない

2026年10月27日火曜日

19世紀ギター製作

 

製作中の19世紀ギター
特注Kiyondタイプ弦長640mm
響板は40年以上寝かせた
ドイツスプルース
矧ぎ付け前に遠赤外線で
強制乾燥させているところ


そして矧ぎ付け接着

接着作業時は工房内の湿度は
30%台を確保

サウンドホール縁飾りは
このように貝象嵌する


以前製作したKiyondタイプ
このサウンドホール縁飾りに
貝象嵌する

こちらは修復中の
ヴィンテージマンドリン
響板を接着したところ

その後、指板を接着して

オリジナルのポジションマークを
嵌め込むための加工




このように嵌め込む

2026年10月25日日曜日

米茄子と子カバくん

親戚から届いた米茄子
子カバくんにソックリ




AIさんが映画ポスター風に
アレンジしてくれた


2026年10月21日水曜日

アイレット素材 そして落書き


工房の様子
ニス塗り中の19世紀ギター
特注ラプレヴォット タイプ
弦長620mm
そして修復のヴィンテージマンドリン

先日紹介した
アンドリュー ワイエスの絵
この岩を亀の甲羅に見立て
頭部と足を落書きしてほしい
とGoogle Geminiさんに頼んだら

こんなのを描いてくれた
リアルすぎるし、背景も違っているので
再度、落書き風に描いてほしい
と頼んだら

こうなりました
だいぶ違うなぁ・・

ということで
自分で落書きした

こちらは虫歯のミカン

以前紹介したハープのアイレットを
硬質プラスチックで試すことになり
いろいろ取り寄せてみた

上から、象牙
PVC(塩化ビニール)
PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)
POM(ポリアセタール)
それぞれの音の感じを

他には牛乳から作られた
ラクト(ミルクカゼイン)

そして人造象牙
エルフォリン elforyn

2026年10月16日金曜日

銅鏡と有翼女神と迦陵頻迦


三角縁神獣鏡には翼のある人物が
鋳込まれているものがあり、
一般的には西王母seioboとされる
場合が多いが、考古学者の原田大六氏は
これを倭迹迹日百襲姫
yamatototohimosohimeではないか、
としていて、たいへん興味深い。
倭迹迹日百襲姫は第7代孝霊天皇皇女
ともされていて、大物主神
oomononushinokami(奈良県三輪山の神)
との神婚譚や箸墓古墳(奈良県桜井市)伝承
で知られる巫女的な女性なので、
古事記•日本書紀からは消されている
卑弥呼himikoではないか、ともされている。
翼のある女神は有翼女神とも呼ばれ、
西洋では古代ギリシャ出土の
サモトラケのミケがよく知られている。
正倉院宝物の琵琶には背面に迦陵頻迦
karyobingaが象嵌装飾されているもの
があり、これも有翼女神の一種と思われる。

愛知県犬山市の​東之宮古墳から
出土している三角縁神獣鏡

左は東王父touohfu
右は西王母seiohbo
とされている

西王母には翼があり
迦陵頻迦とも言える

迦陵頻迦


国宝、中尊寺の金銅華鬘に
見られる迦陵頻迦

阿弥陀経和訓図会(1864年刊)の挿絵
極楽浄土の迦陵頻伽と共命鳥

阿弥陀経変相に描かれている迦陵頻伽


古代ギリシャ出土の
サモトラケのニケ
実際は頭部がないが
こちらで適当に頭部を付けたもの

正倉院宝物の琵琶の背面

貝象嵌された迦陵頻迦
親戚のおばちゃんのような顔に
親しみがもてる