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2024年4月18日木曜日

琵琶行再現動画 そして豆平鉋刃口真鍮

 

以前紹介した中国の叙事詩
琵琶行biwakohが映像化
されいるのを発見
正倉院所蔵のものと同様の
楽器と撥が使われていて

トレモロまでなされている


こちらは工房の様子
ハイス全鋼豆平鉋の刃口が
乱れてきたので
真鍮板を埋めることにした


瞬間接着剤で接着



出来上がり

製作中の19世紀ギターの
黒檀バインディング削り



2024年4月15日月曜日

黒澤明の絵コンテ



 
映画監督 黒澤明の本
映画「海は見ていた」の絵コンテと脚本
創作ノートが紹介されたもの
いろいろ興味深い
本のカバーは開きにくかったり
持ちにくかったり、読みにくかったりするのですぐに外してしまう
カバーを外した本は寂しいものが多いがこれはなかなか面白い
が、色がなくちょっと寂しいので
自分で色付けした


黒澤明氏は若い頃
画家を目指していたそうで
さすがに絵コンテは素晴らしい
同時代の画家、梅原龍三郎や木村荘八の
画風に似ているのも興味深い

黒澤氏の絵コンテ

黒澤明とほぼ同時代の日本画家
福田平八郎の作品

木村荘八の作品

梅原龍三郎の作品 

梅原作品

2024年4月14日日曜日

簾越しの夕日がさざ波のよう

簾越しの夕日

さざ波のよう


1840年生まれ、19世紀
オーストリアの画家ハンス・マカルトが
描いた楽器、リュート

そして海の表現
海の水の表現などは
日本の洋画黎明期の画家たち
たとえば原田直次郎や
山本芳翠hohsuiなどに
影響を与えていたのかもしれない

山本芳翠の作品

原田直次郎の作品

工房の様子
パーフリング鉋がけ


2024年3月13日水曜日

GitternギッテルンとQuinternクィンテルン

江戸時代初期の絵師
岩佐又兵衛(勝以katsumochi)
のことを調べてみようと思って
手に入れた古書
世界恐慌が始まって間もない
昭和6年(1931年)にこのような
論文が出版されているのに驚かされる




この論文集のなかに
「14世紀に於ける伊太利(イタリア)の
音楽”Ars nova“に就て」
というのがあったので
目を通していたら、クィンテルネ
という文字があった
はて?クィンテルネとは
17世紀に出版されたプレトリウスの
音楽大全に掲載されている
Quinternaのことだろうか・・
と気になったので
こういったことに詳しいギタリストの
西垣林太郎さんに教えを乞うた
教えによると、大雑把に言うと、
15世紀頃はリュート以外のネックのある
撥弦楽器をギッテルン(Gittern)と
呼んでいたのだそうです
GitternはQuinternとも呼ばれていて
ですから紹介した論文にある
14世紀イタリアの天才的オルガン奏者の
ランディーノが他に演奏していた
クィンテルネは

このような楽器であった可能性大です



Gitternギッテルンと
Lautenラウテン(リュート)の特徴として
リュートは背面部が細長い薄板(リブ)を
貼り合わせて作られているのに対して
ギッテルンの背面部は一本の木材から
彫り出して作られています
この動画の楽器は
現在再現されたものなので
背面部は一木造りではなく
リュートのようにリブを
貼り合わせて作られています

ランディーノが演奏していた
楽器の説明 参照サイト

17世紀に出版された
プレトリウスの楽器大全で
紹介されているQunterna

拙作のクィンテルナ


2024年3月10日日曜日

春のはずがまだ真冬 そして端材オブジェ



春の版画作品

春の朝日を透過する石たち



そして端材オブジェ

ウォルナット材

仏像作品とコラボ


夜光貝を加工した置物

カニの棲家にでもするか・・