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2026年1月10日土曜日

カジキの吻 そして馬の妖怪

 


長い骨を探していたら
カジキの吻は骨と同じようなもので
長さが1m近くあるので
手に入れてみたがヒビ割れが多く
使えそうにないので
先端部で剣を作ってみた

カットした断面
哺乳類の骨と同じような
構造になっている

神代楢で柄を作ってみた

長さは40cmほど
左に置いているのは
石剣のレプリカと
黒曜石で作られた石器


こちらは午年に因んで
漫画家水木しげるの妖怪伝画集から
厩神と馬の足
厩神は厩umayaを守る神様で
昔の人々は厩に悪魔が入らないことを
祈った、と説明されている

馬の足は、古塀の崩れたところから
伸びている枝の先にぶら下がっていて
気付かずに下を通る者を蹴飛ばすらしい
妙な妖怪である

これは熊本県の江田船山古墳から
出土している太刀に
施されている銀象嵌の馬

反対面の銀象嵌
魚と鳥、鳥は鵜だろうか

妖怪伝画集で紹介されているオッパショ石
力士の墓石で、背負うと
はじめは軽いが段々重くなるらしい

徳島県にあるオッパショ石の実物

2023年1月15日日曜日

くずし字解読アプリ 刀の鍔


ウェブニュースで紹介されていた刀の鐔tsubaの文字について

とある崩し字解読アプリを使ったら一休宗純の
「わけのほる 麓の道はおほけれど おなじ高ねの 月をこそみれ」
という和歌が解読できた、とありました。このソフトは私も使ったことがありますが、平仮名あたりはほぼ正確ですが、漢字はあまり信用できず、今は使っていません。今回の記事の文字も肝心のところが曖昧で、一休宗純の歌にたどり着くよすがとはなりますが、なかなか難しいところだと感じます。

「わけのほる」はソフトでは「とる」(実際は「分登る」と思われます)、
「おなし」は「おいし」、
「高ね」は「雲い」と読まれています(実際は「雲間」と思われます)。

私としては
このように読みたいところです
「分登る 麓の道は おほけれど おなじ雲間の 月をこそみれ」

2016年8月27日土曜日

林原美術館所蔵 職人尽絵帖

21日に篠山刀剣会のツアーで訪れた
岡山県・林原美術館に展示されていた
職人尽絵帖を紹介しておきます

学芸員の方に訊ねたら
この所蔵品はまだ本にはなっていない
ということでした
喜多院海北友雪のように
原色版の豪華本にでもしてくれないかな・・
と淡い望みを抱いているところ

「烏帽子Eboshi師」か・・

檜の薄板を作り、それで「三方Sanpou」や
「曲げわっぱ」を作る「檜物師Himono-shi」

刀剣の「研ぎ師」

琵琶法師

「木仏師」

「数珠師」

「竈Kamado師」か・・

「鍛冶師」

2015年11月8日日曜日

犬の散歩 そして刀剣展 

これは数日前の写真ですが
この日は途中で
捨てられていたゴミを
どうしても持って帰りたい、と、おっしゃる・・

コーヒー飲料には
目がないのですね・・


篠山歴史美術館で開催中の
「百花繚乱の名刀展」
今月23日までとなりました
21日(土)の
「土曜 刀剣ガイダンス」は
私が担当します
午後1:30~2:30


ということで
今回の篠山刀剣会は
名刀展の鑑賞と
館内の裁判室で勉強会
この歴史美術館の建物は
もともとは地方裁判所で
木造の裁判所としては
日本最古だということです

篠山刀剣会終了後は
展示品の手入れが行われました

さて、ここからは
9月27日に神戸の湊川神社で
行われた刀剣展示会の様子
「大槻孝治氏を偲ぶ会」

(撮影:Kiyond 撮影許可分)

この写真は主催者側から
頂いたもの
非公開なので
自分が写ったものだけ
紹介しておきます

篠山刀剣会の案内はこちら

2015年4月20日月曜日

今日の作業 工房の様子 そして刀匠松田次泰氏の話

ニス塗りの合間に


次に製作する2台の特注ギターに取りかかりました
これはサウンドホールの縁飾り
YouTube動画参照下さい

響板のドイツ・スプルースを膠・ニカワで接ぎ合わせ


YouTube動画で見つけた興味深い内容の動画
刀匠 松田次泰氏の話

2015年4月14日火曜日

古い短刀を木工小刀として使う

焼け身で鈍(なまく)ら
になった古い短刀を
手に入れ仕事で使う
特殊小刀を作ってみました
形状は先般手に入れた
備中鍛冶の
中西佑水氏の小刀と
同様のものに形成しました

焼きが戻っていても
グラインダーにかけると
精緻で細かい炭素鋼系の
火花が飛びました
これまでの経験から
このような火花が飛ぶものは
小刀として優れているものが
多いので
期待が持てそうです

焼き入れをやり直した
状態(参照

やや低めの温度で
焼きを入れたので
焼戻しは160度ほどで
10分やってみました

焼戻し後、両側から同様の
角度で刃角度が30度ほど
になるように
研ぎ上げましたが

研いだ感じでは
かなり強靭な焼きが
入っている手応えが
ありました


柔らかめの材で
試し削りをやってみましたが
かなり切れが重いので

再度、約190度で20分ほど
焼戻しました
これでかなり切れが軽くなり
削り肌も美しくなりました

さっそく仕事で使ってみました

なかなか良い具合です
その後
硬い本黒檀の木口削りを
やってみましたが
木口削りの切れも
軽く行えました

本黒檀の木口削りを行った後の
刃先の拡大画像(約180倍)
刃先にほとんど
変化はありません
研ぎ上がりの状態も良く
かなり練れた粘りのある
鋼のような印象を受けます
このような刃先は
現代製の玉鋼では
あまり見られないような
気がします
この短刀は、時代は古くても
江戸時代の中頃と思われ
日本刀の出来としては
凡庸ですが
それでも刃物としてかなり
優れているのに
正直なところ
驚かされました・・

こちらは先に紹介した
佑水銘の小刀
鋼は青紙スーパーだと
いうことですが
切れはこちらの方が
さらに軽く
これにも驚かされた
次第であります・・

アールがきついところは
この幅の小刀では
やや削りづらいので
もう少し刃幅を
狭くしたいところです