2024年4月29日月曜日

改造縦挽き鋸と改造特殊小刀


18世紀マンドリンの修復
使っている小刀は
古い会津製の特殊鉋の刃で
作ったもの


刃の先端を反り上げている

銘は重春

こちらは
古い両刃鋸の横挽き刃部分を
画像のようにカットして作った

縦挽き専用鋸

ウォルナット材を縦引き




こちらは一尺窓鋸で
楠材を挽いているところ


窓鋸は縦挽きでも威力を
発揮してくれる

窓鋸独特の挽き屑




このように接着
次に製作する18世紀マンドリンの
内型を作る

2024年4月27日土曜日

65時間酢に浸けた骨を曲げる



骨、牙、角を曲げてみた
上の画像は動画撮影後
慎重に曲げたもの

動画撮影後の状態

以外だったのは
最も曲げやすかったのは
クジラの骨
大きいので組織が粗いためか
そして結ぶにはやはり薄い必要がある
厚みは1.5mm以下かな・・

曲がらなかった象牙の端材は
あと数日浸けておくことにした
そして曲げたものは
クランプで固定

1日後の様子


昨日の酢漬けの骨、1日経った状態
硬さが元に戻り
柔かさもなくなっている
ということは酢でカルシウム分が
溶かされたのではなく
分子構造か何かが
変化しただけなのかもしれない

2024年4月26日金曜日

オブジェいろいろ

 

木彫りの龍のレリーフ
木地のままだと寂しいので

色を着けた



こちらは象牙を模した樹脂で
作られたストラップ

象牙の端材を接着して

頭を付けてみた

これはガチャポンのワニガメ
甲羅に珊瑚の化石を
付けたもの

これは木の表面を
そのまま活かして彫られた
カエル
よくぞ作ってくれた





2024年4月25日木曜日

骨と牙、角を曲げる実験

 

イタリアの製作家
Lorenzo Lippiさんが
提供下さった画像
骨を2日ほど酢に浸けておくと
このように曲げることができる
ということなので
さっそく試すことにした
Lippiさんによると
骨によって曲げやすいものと
曲げにくいものがあるらしい

そういうことなので
いろいろ試してみることにする
上の画像右から
昔のピアノの鍵盤に
貼られていた象牙、その左は牛骨
そしてイッカクの牙3点
鯨骨2点、左端は鹿の角
その上は象牙の端材
その上の細長いものは不明な骨
それをカットして端を試す



ミツカン酢に浸けた状態

これで2日後の27日に曲げてみます
乞うご期待!

2024年4月23日火曜日

19世紀ギターブリッジ作り



製作中の19世紀ギター
初期ミルクール•タイプの
ブリッジを作る黒檀の選別

今回の楽器は弦に
細めのフロロカーボンを使う
という要望なので
ブリッジの黒檀は
やや軽めで反応が鈍いものを選別


こちらはブリッジ両側の装飾
ムスタッシュ




ブリッジ出来上がり
両側のムスタッシュは
膠(ニカワ)焼付け接着