先日、知人から
教えてもらったのですが
これは島根県にある
出雲大社に飾られている
「いのちの根」というもの
だそうです
だそうです
ところが、「いのちの根」と
同じようなものが
バチカンにある
パウロ6世記念ホールの
ステージに飾られている
というのです
不思議・・
これは北欧神話に登場する
世界樹・イグドラシル
(北欧神話大全から引用)
宇宙樹、神樹、生命の木とも呼ばれ
古代メソポタミア、インド
中国、メソアメリカなどの
神話にも取り上げられて
います
メソポタミアの生命の木
インドの世界樹
これは中国の世界樹
メソアメリカ
マヤの世界樹・セイバ
世界樹は木の根と樹が
描かれるのが普通ですが
このように、神樹として木の
上部だけ描かれるものもあります
日本や中国では扶桑
(ふそう)とも呼ばれています
これは東南アジア
アンコールワットの
遺跡のレリーフ
これは古代中国
四川文明の三星堆遺跡
から出土している
青銅製の「神樹」です
九つに枝分かれ(九支)
していて、高さは
3メートル以上あります
これは奈良県天理市の
石上(いそのかみ)神宮
に伝来している古代の鉄剣
「七支刀(しちしとう)」
ですが、これも神樹を
表現している
とする説があります
幹と枝を含め
七つに分かれています
銘文判読の一例
表:泰■四年十■月十六日
丙午正陽造百錬
■七支刀■辟百兵宜供
供侯王■■■■作
裏:先世以来未有此刀
百濟■世■奇生聖音故為
倭王旨造■■■世
また、石上神宮に
所蔵されいる
勾玉の中には
古代の扶桑に比定
されている京丹波亀岡
の桑田郡(こおり)で
見つかっているものも
あります
桑田郡については
後にも述べますが
以下、日本書紀の記述を
紹介しておきます
「昔丹波國桑田村有人、
名曰甕襲。則甕襲家有犬、
名曰足往。是犬、咋山獸名
牟士那而殺之、則獸腹有
八尺瓊勾玉。因以獻之。
是玉今有石上神宮也。」
読み下しますと
「昔、丹波の国の
桑田村にミカソという
者がいた。ミカソの家には
アユキとい名の犬がいた
この犬が山の獣の
ムジナ(アナグマ)を
咋い(くい)殺した
その腹の中に
八尺瓊勾玉があったので
石上神宮に献上した」
先に述べたように
扶桑の地は京都府
亀岡市にあった桑田郡
(くわたのこおり)に
比定する説もあります。
その地の一宮は出雲大神宮
なのですが、ということは
「いのちの根」が島根県の
出雲大社にあり
「生命の樹・扶桑」が
亀岡の出雲大神宮にあった
ということになるのです
また、その神社の近くには
ピラミッドのような巨石が
鎮座する出雲神社がある。
謎が謎を呼びます・・