ギターの丸いサウンドホールを切り抜いたり
縁飾りを嵌め込むための溝を切るための
サークルカッターはどのようなものを
使っているのかという
問い合わせがありましたので
私のやり方を公開します(参照)
これは30年以上使っているもので
ギター製作をやり始めたときに
最初に手に入れたものです
手で回すものを繰子錐(クリコキリ)
あるいはクリックボール(商品名)
切り抜く部分を自在錐といいますが
今でもホームセンターなどで売られています
センターと刃部は自分で加工し直しました
右はサウンド・ホールを切り抜く刃
左は縁飾りの溝切り用とした刃です
因みに、これはパフリング・カッターとして
使っているケガキコンパスです
足の片側を短くし、もう一方を刃にしました
パフリングの位置をこれで軽く傷を付け
彫刻刀(印刀)で切り込みを入れています
これまで自作した専用ケビキや
市販されているパフリング・カッターを
使ってみましたが、どうも使いにくいので
今はこれを使っています
もう20年ほどこれでやっています
5 件のコメント:
田中様、なるほどです。
もっていましたが、中心がずれるのと
刃がいまいちなので使用してませんでした、
刃を研いだり、加工したりとかをすると
いろんなものは使えるようになるという
ことですね。とにかく刃物は研ぐことに
つきるのがわかります。
これはすぐ試してみることが出来そうです。
バィンディング、パーフリングにつかう
毛引きなども
改良したものをお使いでしょうか?
バインディング・パフリング用のケガキは
最初の頃は専用のケビキを作って使っていましたが
曲線のところがうまくいかないので、今は
ケガキコンパスの片方を短くし、
長い方を刃にして、これを使って軽く傷を付け
あとは彫刻刀で切り込みをいれています。
粗取りはトリマーを使っています。
http://www.comokin.co.jp/shopdetail/012003000004/
なるほどです、これはすごいです。コンパスで毛引き代わりにできることは難易度が高そうです、そのスジを彫刻刀で、精緻な手作業です。
トリマーで完結させるのは怖いので、参考になります。
パフリング・カッターも使ってみましたが
今は専らケガキコンパスを使っています。
実際にやってみるとこれが最も具合がいいのです。
おっしゃるとうり、トリマーだけで仕上げるのは無理がありますね・・
最後の、ラインの修正にはヤスリも使います。
http://www.mehr-als-werkzeug.de/category/Rohrmesser-Schneidzeug-und-Spanausheber-914_2616.htm
ケガキコンパスの写真をUPしました。
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