2017年7月21日金曜日

8弦ギターの原寸図を描く

次に製作する特注8弦ギター(弦長650mm)の
原寸図を描きました

ボディはTorresトーレス

ブリッジはこんな感じ 

ヘッドのラフ・スケッチ

指板のハイポジション側は
もう少し広くしようと思います

ヘッドとブリッジの型を作る

原寸図出来上がり



2017年7月17日月曜日

フレットを打ち込む

検査官、自ら取った意味不明の行動・・笑

製作中の特注マンドラに
フレットを打ち込んでいるところ

打ち込み完了


こちらは特注19世紀ギター
ラプレヴォット・タイプ(弦長620mm)

打ち込み完了

最新のSuzuki音律(古典音律

2017年7月16日日曜日

マンドラにポジションマークを嵌め込む

急なカミナリ、避難!





自作ホルダーに取り付けた
ミニルーターで彫る(Instagram 動画参照下さい



後の調整、修理の際に容易に剥がすことができるように
セラック樹脂で固定しておく

こちらは修復中の古いマンドリン


出来上がり


2017年7月15日土曜日

夏の空 そして工房の様子

もう梅雨は明けたのか・・


夕方のアマガエル

製作中の特注マンドラ
フレットを打ち込む準備



ポジション・マ-クはこんな感じ・・

こちらは修復中の古いマンドリン



2017年7月14日金曜日

旧家に眠っていた天然仕上砥石


旧家で使われていた天然仕上砥石を
知人が持ってきてくれました
この三丁
左端はおそらく京都・大平山産と思われる小振りの仕上砥
中央は産地は私には同定できませんが
東物のような質感で、美しい梨地の黄板です
右端は、これは京丹波・亀岡あたりの仕上砥と思われ
研いだ感じと研ぎ上がりから
おそらく神前Kozaki産の合砥と思われます

反対面の様子
左の二丁は外丸系の刃物を研いだ跡が
残っています

側の様子
中央の梨地黄板は手挽きの痕が確認できますので
かなり古いもののようです
頻繁に使われたものと思われ
かなり薄くなっています

さっそく試し研ぎをやってみました
これは仕上砥ぎの前段階で
京丹波・亀岡産の青砥で研いだ状態です
小刀は土佐(高知県)の刃物鍛冶
天水Takamiさんが鍛えてくれたものです

青砥で砥ぎ上げた状態

上の上状態から
まず神前産と思われる仕上砥で研いでみました
やや硬めですが、よく反応し
研磨力もあります

地鉄Jiganeにやや荒い砥ぎ傷が付いているものの
鋼Haganeはピカリと光る程度に研ぎ上がりました
研いだ感じや研ぎ上がりから
やはりこれは神前産の合砥と思われます

次に大平産と思われる仕上砥
程よい硬さで良く反応し、強い研磨力があります

研ぎ感と強い研磨力
そして全体に荒めに曇る研ぎ上がりは
やはり大平産でしょう

そして梨地の黄板
かなり硬めの石質ですが
この小刀にはよく反応してくれました
研ぎ感に滑らかさはなく
やや荒い印象を受けます

研ぎ上がりも全体にピカリと光っていますが
地鉄に荒めの砥ぎ傷が所々に付いています
使い方がやや難しいかな・・という感じです

試みに24mm幅の薄ノミを研いでみましたが
ノミは地鉄がやや硬い影響か
ほとんど反応してくれませんでした

そういうことなので
仕上砥のコッパを共名倉として使い
表面を磨り、砥ぎ汁をのこした状態で
研いでみました

研ぎ上がりは上の小刀と同様で
地鉄にやや荒い砥ぎ傷が付いています

次に寸六鉋を研いでみました
中砥ぎは福井県産の浄教寺砥

この状態から

神前産と思われる合砥で砥ぎました


次に梨地の黄板を
表面を600番程度のダイヤモンド砥石で
目起こしをし、砥汁を残した状態で
研いでみました

鉋は古い会津鉋の重高・寸六
この鉋は地・刃ともに美しく研ぎ上がりました


砥ぎ易いように木の台に接着