2024年6月26日水曜日

龍と蟹の居場所 そして三味線の名器


百万塔の上に木彫りの龍をセット


こちらはカニの居場所


江戸時代後期の狂歌師
大田南畝nanpo(1749〜1823)の随筆集
「仮名世説kanasesetsu」に
三味線の名工・古近江(二代目石村近江ohmi)
のことが書かれている
画像左ぺージ「近江は名を得し三弦師。
他の細工人の及ぶ所にあらず。元は柏屋近江と言いて
鼓tsuzumiの胴打なり。
それより段々工夫して三弦の胴の内へ
一鉋の削りかたを工夫して、是秘する所なり。
この鉋目の妙はいづれの音をも調ぶるなり。
およそ三味線はこの三筋の糸を以て
いづれの調子へもかなふ(叶う)は妙なり。
他の三弦打のこしらへたるは、
一、二、三のさわりの善悪ばかりなり。
古近江が打たる三弦は楽器に合う事妙なり。」


三味線の構造




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