江戸時代に出版された
塩尻百巻から
日本各地の奇石
饅頭石
以前紹介した
手許にある饅頭のような石
そしてドーナツのような石
淡路の玉石
山城(京都)鷹峯の鏡石
説明は「鏡石は物のすがた
よくうつりて、あきらかなる
怪石なり むかし唐土に
仙人鏡といふ石あり
形広大にして 石面皎々たり
よく人の五業?をうつす
病あるときは則(すなわち)
其形をあらわさずとぞ
これらのたぐひ
とやいふべき」
京都鷹峯の鏡石
こちらは、ここ丹波篠山市に
御神体である鏡石
筑前(福岡県)名島の帆柱石
丹波市鐘ヶ坂にある
鬼の架橋
広重も描いているが
広重さん、実物を見ずに
描いたな・・
最後に塩尻百巻で
「淡路国由良の港の
南西海中に周り三里計りの
小島あり 此所に
平生(ヒラハエ)といふ大石
海へさし出たる
方三間計(約5.5m四方)の
平らかなる石あり」と
紹介されているもの
これをインターネットで
調べてみたが
それらしいものは
見付からなかった
上の写真は淡路島にある
他の平らな大石
粘土でメビウスの帯を
作ろうとしたが
フニャフニャで
乾かしているうちに
オバQの口になってしまった
アマビエの口にもなる
2種類の貝殻
種類は違うが柄は
よく似ている
ということは、この模様は
貝の世界に登録されていて
使用料を払えばどの種類でも
使えるのだろうか・・
栃木県那須にある
殺生石
これは「九尾の狐の妖気が
宿った石で、近づく人や獣を
殺すと信じられていて
それを鎌倉時代、後鳥羽上皇の
勅命で玄翁和尚が那須に赴き
読経・加持祈祷を行った上で
大槌(玄翁槌)で石を打ち砕いた
と伝わっている
また、その石が砕けて飛び散り
破片が全国各地に「殺生石」
として残っているという
伝説もある
ChatGPTさんが描いてくれた
玄翁和尚が玄翁で
殺生石を割るところ
玄翁(金槌)の謂れでもある
唐突ですが
これは玄翁でフリントを
割ったところ
石器を作るために
割ったのだが、内部の
模様がおもしろいので
鑑賞石として眺めている
元の状態はこんな感じ
銘の上に兜が刻印されています
これは初めて目にしました
こちらは手許にある重勝寸六
これには銘の上には
虎のような動物が
刻印されていますが
判然としません
以下、「会津手語り」で
紹介されている重勝鉋の
刻印を引用させて頂きます
これは上の寸六のマークに
似た感じでよく分かりません
銘の下の花押は
寅の字を元に作られた
感じを受けます
このマークは朝日のようにも
見えます
これはマークは
ほとんど分かりません
このマークは
亀でしょうか・・
これは虎のように見えます
これは判然としません
花押は宝という字を
連想させられます
「会津手語り」によると
重勝鉋は東京で
売られていたときは
鈴木寅吉商店が発売元に
なっていたので虎の刻印が
打たれていたのではないか
と説明されている
重勝鉋は偽物も多いらしいので
どれが本物でどれが偽物か
という判断は難しいが
私はそういったことには
興味はなく、仕事に使えれば
偽物でも本物でも構わない
これまで本物でも
仕事で使えないものに
多く出合ってきた
東京で活動していましたが
元は会津刃物鍛冶だった
のではないか
とも言われています
タガネ切り銘の重勝
右端が今回手に入れた
刻印重勝銘の寸二鉋
身幅45mm
会津鉋は身の厚さが
薄いのが特徴ですが
上から重輝、重春、重勝
身の厚さは似たような感じですが
台に当たる馴染面は
重勝は他の会津鉋ほど
反りが付けられていません
重勝
重春
重輝