以前、三河産縞名倉として紹介した
岐阜県高山産の小鳥(おどり)砥ということが判明しました
販売されていて、商品画像を見てもしや
と思い取り寄せてみたのです
こうして並べてみると瓜二つです
研ぎ心地や鋼への傷の付き方も同様で
そしてこれは、動画にも登場する
京都中山産の仕上げ砥(砥前層のもの)です
これは、中世(江戸時代以前)から
掘られていたという坑道から
新たに掘られたものだということで
今回手に入れてみました
中庸の硬さのものを選びましたが
手許にある通常の中山産のものより
力強く、ザックリと研ぐことができます
反応よく、底力も充分で私好みの砥石です
筋は当たりません
研ぎ心地に似合わず鋼は緻密に仕上がっています
この砥石だけで仕上は充分です
こちらも同じ中世中山の戸前
これは上のものより
やや硬めですが、同様によく反応し
強い研磨力があります
こちらも当たる筋はありません
仕上がりはこちらの方が
鏡面ちかくまで仕上がります
鋼は玉鋼
(たまはがね)