2015年8月26日水曜日

端材のオブジェ 黒檀 コクタン Ebony


修理中のGelasジェラ・マンドリンのブリッジを
2台分作った際の端材で
以下のようなオブジェをば作ってみました


これはオブジェといっても
白太が付いた黒檀の端材を鉋で削っただけだが
おもしろい存在感
以下、いろんな御方と記念撮影・・ 


糸魚川産翡翠(ヒスイ)の環といっしょに・・


同じような模様の石といっしょに・・


海洋石といっしょに・・


そしてこれはブリッジの羽部分を切り出した際の端材
以下いろんな御方と記念撮影


アンモナイトの化石と・・


三葉虫の化石と・・


皆さんといっしょに・・


2015年8月23日日曜日

刃先が欠けた鑿ノミを研ぎ直す

楽器の修理で使った四分鑿(ノミ・身幅12mm)
以前為された修理で木ネジが使われていて
それを削ってしまった・・

ということで刃先の修正を行いました
以下、その様子



まずグラインダーで
欠けた刃先を真直ぐに修正
YouTubeに動画をUPしました


グラインダーをかけた後の状態








その後の研ぎ直しの様子




これはグラインダーをかけた状態


動画で最初に使ったのは
シャプトン「刃の黒幕」grit320




次に沼田虎砥grit 800




そして産地不明の青砥grit1200
やや硬めの石質





ここから仕上砥ぎ
中継ぎとして京丹波亀岡、神前Kouzaki産の戸前






最終仕上は福井県中井産戸前














2015年8月22日土曜日

茶杓の文字 ミンミンゼミ そしてメキシコ・アワビ

工房裏の様子(YouTube動画UPしました)
30度を超える日が続いて
しばらくミンミンゼミの鳴き声は
聞かれなかったが、今日は曇りで
気温がやや低め(約27度)の影響か
あちこちの木でよく鳴いている。
この動画では向かって左の桐の木に止まっている



こちらは製作中の金輪寺茶入とセットにする
茶杓を作るための煤竹
琵琶湖(滋賀県)北部の民家で使われていたもの






文字はこんな感じで入れようと思います


文字に金色と銀色で着色してみました
金色の方が控えめでいいかな・・


文字の彫りはいろいろと試してみましたが
直径1mmのミニ・ビットがいい感じでした



製作中の2台の特注ギターの響板と裏板を
接ぎ付けしたところ


そうこう しているところに
注文していたメキシコ・アワビのシートが
届きました(厚み1.5mm)
これはガルシア・タイプのヘッド、サウンドホール縁飾り
そしてブリッジの装飾に使うものです

2015年8月20日木曜日

亀の立体フィギュア そして亀の骨格、甲羅 


これは樹脂製の陸ガメ
いちおう、貯金箱のようだが
この存在感には惚れボレする・・


大きさも適度でよい


これは10年ほど前に手に入れた
やはり樹脂製のサイ
貯金箱ではない・・


これも素晴しい


ツーショットはたまらんねぇ・・



さて、こちらは本物の亀の甲羅
この亀との遭遇は不思議でありました・・

20年ほど前、亀に興味を持っていた頃、
亀の甲羅の構造がどうしても知りたくなり
犬の散歩をする度に近くの川を見に行っていました

時折、亀には遭遇しましたが、甲羅の構造を知るためには
死んだ亀が必要だな・・と思っていると
数日後、何とイシガメが3匹河原で死んでいたのです・・
ドキリとしました・・偶然かもしれませんが・・
願いが叶ったものの、自分のせいで亀が死んだのか・・
と思うと複雑な心境・・でも、せっかくこうやって
願っていた亀の死骸が手に入ったのだから
大切に、そして丁寧に甲羅を保存しなければ・・
ということで今、手許にあるのがこれ

一つは通常の亀の状態、もう一つは骨の状態
甲羅は骨状の構造の上に
薄い爪のような皮が被さっているのですね・・
驚いたのは骨状の甲羅の組み合わせ
複雑なジグソー・パズルになっているのです・・
しかも立体・・これは一旦バラバラにして
組上げたのですが組上げながら驚きどおしでした・・


2015年8月19日水曜日

工房の様子

これから製作する2台の特注ギター
ガルシア・タイプ(弦長640mm)と


19世紀ギター Kiyondタイプ
弦長640mm
響板は30年以上寝かせたドイツ・スプルース


19世紀ギター Kiyondタイプの裏板
美しい杢のオバンコール材



こちらは数日前に撮影したものですが
毎朝、工房に入ると
まず壁に掛けている昔の職人さんの
仕事を見ることを日課にしています
というよりも、ついつい見入ってしまうのです


素晴しい・・の一言・・
まったく脱帽です・・




これなどは、亀好きにはたまりません・・