前回述べた葛城山(奈良県)には、神武東征以前に賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)が勢力を持っていた、と
山城国風土記逸聞(参照)に記されています。後に
賀茂建角身命は八咫烏に化身して神武を導いたという有名な話になるわけですが、後の賀茂氏の元祖でもあるわけです。カモの他の当て字としては、加茂、加毛、甘茂、鴨などありますが、ここ丹波篠山にある居籠神社(いがも)(参照)のイガモはカモとは関係があるのでしょうか、知りたいところです。
葛城山がある大和(奈良県)にはもう一つ三輪氏という古豪が存在します。三輪氏については「碧玉と九鬼水軍」で少し触れましたが(参照)、祖はニギハヤヒです。
つまり葛城の賀茂氏と三輪山の三輪氏は同族ということになります。
賀茂氏は出雲風土記や記・紀では賀茂神戸(かも かんべ)として記載されていますが、出雲の大国主の国譲りでは仲介役として登場しています。
前回紹介した、大和国栖(くず)の主である一言主から
派生したとされる事代主(ことしろぬし・言代主)は、出雲の賀茂神社の主祭神として祀られていますが、事代主は託宣を司っているとされていますので神戸(かんべ)の役割を果たしていたようです。
2 件のコメント:
あけましておめでとう御座います。
昨夜も雪が降り積もり、雪だるまの頭に綿帽子を載せました。
車のチェーンの簡単なつけ方を書き込みました。参考にしてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/temaemiso/diary/201012180000/#comment
カモ は渡り鳥です。
カモの字がつく地名は外来者が住み着いた場所と考えたらいけないのでしょうか?
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
タイヤのチェーンとは無縁の生活をしていますが
(年に何回もありませんが、雪が積もったり
道が凍結しているときには怖くて車に乗りません)
取り付けは難しいのでしょうね・・
鶴はニンフルサグ神で、カルデア人のトーテム、
亀はアメニギ氏の率いるフツリ人蛇神のことである
という説がありますが、亀は出雲に縁が深いようです。
古代史に登場する鳥は、鶴、白鳥、鵜、ニワトリなど
多いのですが、鴨というのは氏名くらしかないようですね・・
不思議といえば不思議です。
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