1週間ほど前に手に入れた
中世中山仕上砥の
天井巣板をいろいろと試しているのですが
これは私にとって、探し求めていた
究極の仕上砥と言えそうなのです・・
研ぎの動画をUPしました
ちょっと当たる長い筋もあり
見かけはあまり良くありませんが
これが優れものなのです
やや硬めという感じで良く反応し
中世中山独特のザクザクとした研ぎ感の中に
まろやかな感じもあり、心地よく研ぐことができます
研ぎ汁が全く邪魔にならず、砥面の
当たり具合を感じながら研ぐことができる
私好みの仕上砥です
これは25日に紹介した
優れたスウェーデン鋼の鉋身ですが
人造中名倉#2000の後に研いだものです
ザクザクとした粗い研ぎ感なので
強い研磨力がありますが
鋼は鏡面近くまで仕上がっているのです
これは天井巣板には有り得ない研ぎ上がりです
さざれ銘砥の中岡さんが言われているように
中世中山砥の研磨粒子は別次元ですね
これには大変助かります・・
これも25日に紹介した
メープル材の荒削りに使っている
「も作」銘の寸五鉋です
鋼は安来鋼の白紙系と思われますが
この鋼も人造中名倉#2000の研ぎ傷を
あっという間に消すことができました
そしてこれは今日手に入れた
「中惣」銘の寸五鉋ですが
これもスウェーデン鋼と思われますが
この鉋も研いでみました
研ぎ上がりは上の2丁と同様でした
下の画像の刃は摩耗した状態です
下の画像の刃は摩耗した状態です
ソフト・メープルの荒削りに使ってみましたが
これも軽い切れ味です
やや刃先の摩耗が早い感がありますが
ここまで刃先が白くなっていても
まだまだ切れるのです
4 件のコメント:
よい砥石に出会うことができて良かったですね。
しかし、中岡さんが採掘している中山は良いものばかりで私も助かってます。
粒子が細かくて研磨力が大きい 半ば相反するようなことが当たり前のように感じられるほどです。
さざれ銘砥のHPを見つけなければ砥石に対する考え方は今と違ったものになっていたと思います。
まぁ、ここまで砥石が増えることもなかったと思いますが。
先日教えていただいた人工名倉を注文いたしました。
使うのがとても楽しみです。
松永優さんの展示会もよさそうですね。
後一月ほど、まったく休みを取れそうにもないので大阪は遠すぎますが是非見てみたいものです。
ポスターだけでも一瞬で引き込まれました。
暑い日が続きそうですが御自愛くださいませ。
こちらも中世中山砥だけでもいくつあるのか分かりません・・
知らぬが仏か・・
これらを使ってしまうと、他の砥石には申し訳ないのですが
他のものは使う気になりません・・
きのう初代・金井の寸八が届いたので
今日さっそく仕事で使ってみました。
研ぎと削りの動画をUPしました。
http://www.youtube.com/watch?v=_sZdxcAO8wA
http://www.youtube.com/watch?v=crL_8wvIhWo
うちはかみさんが同じところで仕事をしているのでいつもばればれです。
本人はまったく砥石には感心がなく一本使いやすいと感じるものがあればそれでよいようですが、私の砥石集めや刃物集めには理解があり助かります。
文句と言えば「片付ける場所を増やしといて!」ぐらいです。
動画見ました。
切れてますね。永弘系の鍛冶は青紙がほとんどみたいですが炭素鋼を打ったらどんなに切れる鉋になったんだろうなんて想像してしまいます。
ないんですかね?
中山の巣板は,中岡さんが2級品と評価しているので手が出しつらいところです。
手持ちには、お遊びで買ったくず石に中山巣板と思われるものがあったのでそれに面付けして使ってますが、落ちだけに雑味があるものの研磨力と粒子の細かさは一級品ではないかと?
ここは初心者、疑うことなく購入リストから外れていましたが自分間を信じたほうが良いですね。
また石が増えます。
動画を見ていただき、ありがとうございます。
こういった鉋があるとたいへん助かります。
私はこれから体力が落ちていく年齢になっていくので
切れが軽いというのは死活問題なのです・・
中世中山巣板は中岡さんは正直に評価をしてくれているので
たいへん助かります。
この砥石は中岡さんも太鼓判を押していて
研ぎ画像の研ぎ汁もただ者ではない雰囲気がありました。
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