東方出版から出されている
Debiprasad Chattopadhyaya 著
佐藤任(たもつ)訳
「古代インドの科学と技術の歴史Ⅰ」
から下の表を引用しておきます
インドの各古代遺跡から出土している
金属試料のスペクトル分析表です
黄銅鉱と青銅製の斧
それからモエンジョダロ遺跡の
槍の穂からモリブデンが検出されています
こちらは紀元前3000年頃の
シングブン遺跡から出土した金属の道具に
含まれている 成分分析表です
ここでもモリブデンが検出されていますが
これは人為的に加えられたものではなく
上の表の例も、もともと鉱石に
含まれていたものと解説されています
3 件のコメント:
http://www.schwertbruecken.de/pdf/tokenbijutsu0808neu.pdf
古代ヨーロッパの発掘刀剣を日本式に研磨した時の研究論文を見つけました。
あとの方に、実際の研磨後の刀剣が出てくるが、刃紋がよく出てきている。
西洋刀剣は人造砥石で研がれたようにピカピカのイメージでしたが、日本式の刀剣研磨を施すと日本刀を見ているように美しくなる。
西洋古代の刀剣は拵を宝石で飾るのでなく、刀身そのものの美しさを楽しめそうです。
しかし、千枚とか内曇りがなければこの地鉄の美しさが現れないことを考えると、古来から技術と素材に凝っていた日本人を褒め称えたいと思います。
源 信正
表記されているレアアースの回収方法に関して、研究してたのは、30年前の大学時代でした。
その当時レアアースは安く相手にされなかたんですが、現在では中国のおかげで高値の花ですね。
世界のために少し頭を使ってみるかな。
源 信正
ありがとうございます。
ご紹介の論文、たいへん興味深い内容ですね。
日本の砥石と研ぎの技術がこういう分野で
役に立つということは嬉しくもあります。
銅、鉄、金銀、レアアースと、時代とともに金属の
利用価値は移り変わってきているのですね・・
砥石も、鉄の地肌を現すことのできる人造砥石の
出現が待たれるところです・・
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