古い会津鉋身を手に入れました
銘は「重力」、身幅約5.5cm
先般手に入れた重道銘の鉋身と
よく似た造り込みですが
「会津の刃物鍛冶」という本では
紹介されていない銘です
どなたかご存じの方はぜひご教示願います
裏押しをしてみましたが
錆は浅く、なんとか使えそうです
低い刃角度だったので
先端一分(約3mm)を角度28度ほどにしました
鋼は炭素鋼(玉鋼でしょうか)ですが
刃先は緻密で美しい研ぎ上がりです
7月に手に入れた古い鉋の台に収めることにし
台の「背馴染み」にメープルの薄板を貼り足し
なんとか収めました
試し削りとしてカール杢のメープル材を
削ってみましたが、切れ味は軽く
これでしたら仕事で使えるでしょう
深い逆目を完全に止めることは
一枚刃ではやや無理があります・・
21日に紹介した板バネ製の小刀の柄を
仕上げるため使ってみました
荒削りでも仕上げ削りでも
問題なく使え、永切れしてくれます
これくらいのことでは
刃先はほとんど変化ありません
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