2019年8月28日水曜日

昔の職人の鑿痕 そして初めて使う材

これは詩人・俳人の
故・安東次男氏が
著書の拾遺亦楽で紹介している
藤原時代の仏像の残片

きょうみ深いのは
裏側の鑿・ノミの削り痕

外丸鑿で叩きながら
彫っていった痕が
鮮明に残っています
藤原時代(平安時代後期)の
仏像職人の鑿さばきが
生き生きと伝わってくるようです

こちらは工房の様子
製作中の4コース
バロックマンドリン
のもう1台の方は
背面リブにアフリカン・チェリーを
使ってみようと思います
初めて使う材です

こういった初めての材は
手作業で加工をしていき
その材の性質を体で
感じることが大切です

窓鋸で製材しているところ

鉋をかけてみました
材質はドッシリと重い感じで
カチリとした堅さがありますが
鋸挽きや鉋かけは比較的容易でした

深い逆目も止まります
YouTube動画UPしました

曲げも容易でした

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