2019年11月29日金曜日

試し研ぎで研ぎ上げた鉋でメープル材を削る

試し研ぎで預かった砥石で

左は古い会津鉋 重高寸四
鋼は玉鋼
右は土佐の刃物鍛冶
天水takamiさんの寸四
鋼はヤスキ鋼白紙1号

こちらの左は三木鍛冶の三代三郎寸六
鋼は昔のヤスキ鋼青紙
右は光弘銘寸八
鋼は炭素鋼系


これらの内2丁を使って
製作中の19世紀ギター
特注ラコートタイプ Lacote の
ヘッドを作るメープル材を
削ってみました
YouTube動画UPしました

荒仕工arashikoとして使った
古い会津鉋 重高寸四

仕上として使った
光弘寸八

美しい削り肌で
逆目も完全に止まっています

そしてガガリ鋸gagari-sawで
挽き出す




これからヘッドの加工
明日に続きます

2 件のコメント:

いが さんのコメント...

技術と道具があってこそだと思いますが、砥石が実用上も問題なかったようで安心しました。
前後の一連の記事も拝見しましたが、当然ながら複雑な工程がありますね。
なんとなく想像していたよりも早いお仕事で、熟練した技術を想像されます。
素晴らしい仕事だと思います。

楽器製作家 田中清人 さんのコメント...

コメントありがとうございます。
試し研ぎで預かった天然砥石の
中山産2種はたいへん素晴らしいと思いました。
昔の優れた木工家が使っていた
仕上げ砥をいくつか見せてもらったり、
使わせてもらったことがありますが、
そういった砥石に近いもので、
なかなかお目にかかれない質の砥石です。