鹿児島県の大隅半島で出土した銅矛がどのようなものか見たくて調べてみましたが、ネット上では東京国立博物館で展示されているということまでしか分かりませんでした。なんとか形だけでも知りたいと思い、以前手に入れていた資料を手当たり次第めくるしかない、と何気なく書棚に目をやったら、「古代九州の遺宝:鏡、玉、剣」という図録が目に留まりました。かなり古そうです。いつ手に入れたのかも覚えていない・・。これに載っていなかったら諦めるしかないなと思いながらめくっていたら、ありました、ありました。
源信正さんからのご教示で
1点載せられていました
説明には曽於郡有明町野井倉下原出土とあります
時代は弥生時代後期 長さ81,8cm
曽於郡は現在の志布志市(地図参照)
この形状の銅矛は中広形と言われ
九州各地で見られるものです
鹿児島県では今のところ
この1点しか出土していないようです
鹿児島県では何故か古代の青銅製品の
出土は少ないのです
源信正さんからのご教示で
この銅戈(どうか)です 長さ10,2cm
これは参考品として展示されていたもの
のようですが、中国遼寧省から出土している
戦国時代(紀元前403年~221年)のものです
なんと、茎(なかご)部分に