2010年8月7日土曜日

不思議な符合(隼人と錫)その5

古代インダスの遺跡から出土した青銅製品の
成分分析されたデータを
紹介しておきます
東方出版:「古代インドの科学と技術の歴史」から部分転載






以下参照サイトを挙げておきます
他にご存じの方はご教示お願いいたします

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

またまた、面白い表ですね。
日本の製品(銅鐸)と朝鮮、モヘンジョダロの青銅製品とは精錬方法、原材料ともに違うんですね。
外国のものは金属単体を高温精錬して取り出し、それを混ぜ合わせる方法をとっていますね。
日本の銅鐸は小生が前に書いたように低温精錬で連続して合金を作って行ったことがわかります。
銅の材料は、外国ではキヨンドさんが調べ上げたように孔雀石から銅を精錬しているのに間違いなさそうです。
硫黄が混入しているので石炭あるいはコークスを使い高温溶解してることもわかります。
日本では黄銅鉱を使い、木炭を使ったようですね。
日本の銅鐸の成分の違いは光沢、色調を変えるため配合を変えていたようで、地域によって好みがあったんだと思います。

昨日の笠沙の伝承に海幸彦山幸彦があることに気づきました。
最後には兄弟仲直りして弟の山幸彦が天皇の祖先、兄の海幸彦が阿多の隼人の祖先となり天皇(弟)を警護するというとこまで書かれていたことには驚きました。

        源 信正

楽器製作家 田中清人 さんのコメント...

解説をありがとうございます。
日本の銅鐸には鉛の含有率が多いのは
低温製錬のために意識的に加えたということは
考えられますか?
それとも原料の鉱石に含まれていたのでしょうか。

海幸彦・山幸彦は海の民と山の民の争いという説も
あるようですが、日本に来る以前のそれぞれの出自を
物語っているのかもしれませんね。
天智天皇と天武天皇は兄弟という説と違った民族出身
という説があるように、後の何かの都合で兄弟ということに
なっていることも考えられます。
海幸・山幸の話なんか私には山幸の謀略としか思えない・・
その裏には天皇家のルーツを隠ぺいしようとした意図が
見え隠れしているように思います。

匿名 さんのコメント...

海流と帆走について考察して見ます。
鹿児島からシンガポールまで 4500Km
シンガポールかたデリーまで 4100Km
合計 8600Km

海流を平均5km/h、帆走速度を10km/hとします。

帆走でトラブルなく来た場合 860時間(36日)

こんなに遅い船があるかと思うでしょうが、船にはハルスピードといういわゆる最高速度があります。
水線長さに比例する速度で船が大きくなれば早くなります。
現代の30 feet のヨットでさえ7.3ノット(13km/h)程度しかありません。

キヨンドさんヨットにのったことありますか?
追い風にのったヨットは早くて柔らかな風で気持ちいいですよ。(ヨットは風より早く動けない)
そんなヨットでも潮流に逆らって走ると止まっていると思うくらいの状態になり、場合によっては、後戻りすることもあります。

古代の人々は地図、コンパスもなく、経験を頼りに航海していたことを思うと脱帽です。

     源 信正

楽器製作家 田中清人 さんのコメント...

八切止夫説の出典をやっと見つけました。
八切氏の著書は多いのですが、古代史関連のものに
書かれてあるはずなのでそれを目星にめくってみたものの
今回は運が悪く、最後に手に取ったものにやっと見つけました。
インドから日本への航海日数については
「天の日本古代史研究」に書かれてありますが、
前置きとして昭和初期、太平洋戦争前の青年時代の回想が
述べられています。
そこでは、海軍報道部の記者として駆逐艦に乗せられ、
海軍の基本的なことを体験させられた様子が書かれてあります。
台湾や東南アジアへの道中、潮の流れや、黒潮がどれだか
教わったがなかなか理解できず、挙句の果ては
フィジー諸島へ単身行かされ、1週間後ようやく黒潮が
どれだか分かり、パラオの基地に戻ることができた、
という体験談が述べられているのです。これが枕となって
黒潮暖流のことに話が進み、日本の古代史は黒潮の影響を
考えることなしに考察はできないとするのです。
八切氏の体験から黒潮は6ノットから12ノットの流れが
あり、
平均8ノットとして「ゴア、マカオ、コロンボのインドの沿岸
からなら、ベンガル湾からマラッカ海峡を抜けボルネオ海へ、
そして東シナ海へ出て、日本へは5日で着けるのである」
としているのです。
八切氏は本業の方でポルトガルに行き来することも多かった
ようで、その体験も交えての発言だと思うのですが
それでも5日というのは、さすがに大げさだと思います。
15日の間違いではないかと思ったりするのですが、
この記述が途中何度も出てくるのです・・