2025年2月9日日曜日

怖い雪だるま そして石いろいろ

コワい雪だるま

雪の結晶のような模様
これは鉱石の集まりを
万華鏡で覗いたもの

万華鏡で覗いた鉱石

冬の夜空のような模様のメノウ

観音様と眷属の玉龍 

藍銅鉱•アズライト

黄鉄鉱化した
アンモナイト化石と
エスカルゴの殻

水晶ジオードと黄鉄鉱
パイライト

2025年2月7日金曜日

岩佐又兵衛が描いた琵琶


江戸時代初期の絵師
岩佐又兵衛が「堀江物語絵巻」に
描いている琵琶

撥面に満月が付けられて
いるので、平家琵琶と思われる
柱(ju: fret)が
省略されているのが惜しい

こちらは「浄瑠璃物語絵巻」に
描かれている琵琶
とんでもない代物で驚かされる

まず撥面の位置がおかしい
琵琶の撥面は
覆手 bridgeの上に
貼られるものだが
これは覆手の下に貼られている
それから、鶴首がなく
柱ju:fret が現代の
中国の琵琶のように
腹板(響板)に付けられている
サウンドホールの
三日月も位置がおかしい

こちらは「小栗判官物語絵巻」に
描かれている琵琶

上の浄瑠璃物語絵巻の
琵琶とよく似ているが
撥面の位置は正しい
柱の付き方は
浄瑠璃物語のものと同様
異様である

これも同様
この絵は以前紹介したものです

通常の琵琶

また、岩佐又兵衛が描いた
「月見西行図」には西行の歌が
したためられているのだが
よく知られている西行の歌とは
ちょっと違っているのは
なぜか・・気になる
よく知られている西行の歌は
「月見ばと 契りおきてし 
ふるさとの 人もや今宵 
袖ぬらすらむ」だが
岩佐又兵衛の西行図では
「契りおきてし」が「契りていてし」となっている
歌全文は
「月見はと 契りていてし
ふる郷の 人もやこよひ
袖ぬらすらん」
意味は同様で問題ないのだが
これは又兵衛の記憶違いなのか
どうなんだろう

万華鏡シリーズ
鉱石の寄せ集めを覗く

覗いた鉱石

こちらは藍銅鉱
青と緑のバランスが美しい

黄鉄鉱化したアンモナイト化石と
エスカルゴの殻

表面が金属化した
アンモナイト化石

この化石の珍しいところは

アンモナイトの連室細管が
立体的に露出しているところ



2025年2月4日火曜日

琵琶置台を作る その2

琵琶台作り
柱部分の加工

反り鉋

バンドソーで枕部分の切り抜き


支え部分

表面はヤスリや
サンドペーパーを使わず
鉋と小刀だけで仕上げる


木地出来上がり


 
ニス塗りを終え
完成

楽器を置く




2025年2月3日月曜日

琵琶置台を作る その1

琵琶の置台を作っていく

まずは各パーツを作る
際鉋が活躍


胴突窓鋸でカット



接着面を鉋で整える

スコヤで直角を確認

枠部分出来上がり

底板部分の加工
両刃鋸で所定の長さにカット


鉋仕上げ


このように収める


底板の枠を透かす



豆鉋で面取り